米グーグルは多くのGoogle アカウントにて、2段階認証(two-step verification:2SV)を標準でオンにすると発表しました。

5月6日のWorld Password Day(世界パスワードデー)にあわせて発表された、今回の変更。今後はユーザーはパスワードを入力するだけでなく、スマートフォンに本人であることを確認するプロンプト(確認メッセージ)が表示されます。そしてこのプロンプト表示をタップすることで、以前と同じようにアカウントにログインすることが可能となります。

グーグルによると、Google アカウントを正しい方法で設定していれば、近日中にこの2段階認証が標準でオンになるとしています。また、この2段階認証機能はユーザーがオフにすることも可能です。

一般的に2段階認証ではSMSやメールによりコードを送信し、ユーザーが入力する方式です。しかしグーグルによれば、プロンプトによる2段階認証はコード入力方式よりもより安全だと同社は主張しています。

グーグルはブログ記事にて「パスワードが過去のものとなることを願っています」と述べており、今回の2段階認証機能の標準設定や同社が提供するパスワードマネージャー機能が、それを後押しすることになりそうです。

Source: Google