セルビア1部パルチザンを退団した日本代表FW浅野拓磨【写真:Getty Images】

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パルチザン電撃退団を受け、2部アルメリアからの獲得関心をセルビアメディア指摘

 セルビア1部パルチザンを退団した日本代表FW浅野拓磨に新天地候補が浮上した。

 セルビアメディアは5日(現地時間)、スペインからの情報源として同国2部アルメニア移籍の可能性を報じている。

 浅野は自身のSNSなどを通じ、パルチザンとの契約解除を発表。しかし、クラブ側は一方的な契約不履行との見解を示し公式サイトで「根拠のない退団と契約条項の違反により、すべての法的手段を取り、FIFA(国際サッカー連盟)の管轄機関に対して訴訟を起こす」と訴えるなど、波紋が広がっている。

 そんななか、セルビアメディア「Direktno.rs」は「スペインからの情報によれば、アルメリアへの移籍に最も近づいている」と報道。パルチザンを退団し”ゼロ円”で浅野を獲得できることから、記事では「アルメリアは日本人を無報酬で獲得できるということで、非常に興味を持っている」と綴られている。

 アルメリアは今季スペイン2部(セグンダ・ディビジョン)に所属。現在昇格プレーオフ圏内の3位につけており、2014-15シーズン以来となる1部復帰を目指す。チームトップの18ゴールをマークするナイジェリア人FWウマル・サディクは昨年10月にパルチザンから加入。浅野とはパルチザンで共闘しており「スペインのクラブはウマル・サディクとの再会のためにあらゆる努力をするだろう。クラブのスカウトは昨シーズン、白黒のジャージを着た2人を見ていたが良いコンビで、数々のゴールを決めていた」とも指摘されている。

 パルチザンの財政的な事情から今夏での退団が報じられていた浅野は、欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)への移籍を希望していたとされている。パルチザンとの対立へと発展した契約問題とともに、今後の動向に注目が集まる。(Football ZONE web編集部)