米カリフォルニア州サクラメントで行われた選挙集会で、演説する州知事選の共和党候補ジョン・コックス氏(左)とクマのタグ(2021年5月4日撮影)。(c)JUSTIN SULLIVAN / GETTY IMAGES NORTH AMERICA / Getty Images via AFP

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【AFP=時事】米カリフォルニア州で4日、州知事選の共和党候補の一人が選挙集会の応援にヒグマを登場させたことが、物議を醸している。

 ジョン・コックス(John Cox)氏は「美女と野獣」をテーマに、選挙運動を展開している。「美女」はおしゃれなことで知られる民主党の現職ギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)州知事のことを指している。

 一方、コックス氏は自身を、米最多の人口を擁する同州の政治を改革する「野獣」だとしている。カリフォルニアの州の旗には茶色のクマが大きく描かれている。

 コックス氏は州都サクラメント(Sacramento)で行われた集会で、「見目の良い政治家らがカリフォルニアを失望させてきた」と主張。カリフォルニア州を守るには、「大きな、野獣のような改革が必要だ。減税を実施し、カリフォルニアを物価が安くて住みやすい場所にし、サクラメントを一新する」と訴えた。

 コックス氏は、演説の応援に、ヒグマの最大亜種コディアックヒグマを登場させた。

 ヒグマの「タグ(Tag)」は体重約500キロ、飼育下で生まれ、映画やドラマ用に訓練されている。

 タグは4日の集会ではリラックスした様子で、調教師からもらったおやつをもぐもぐ食べ、毛づくろいをしながら演説が終わるまで辛抱強く待っていた。

 だが、生きたクマを選挙活動に使ったことに、動物愛護活動家から非難の声が上がっている。動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)は、「コディアックヒグマのタグが、このように利用されたことは残念で、恥ずべきことだ」と指摘した。

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