「豚バラと里いものみそ煮」/料理:コウケンテツ 撮影:日置武晴

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みそ煮というとサバのみそ煮やもつ煮などが思い浮かびますが、普段使いの豚肉との相性もバッチリ!今回は豚肉のうまみをぐっと引き出すみそ煮5選をご紹介。ピリ辛味やさつまいも、カリフラワーを組み合わせるみそ煮、しゃぶしゃぶ用肉を使って時短で仕上げるみそ煮など、家の冷蔵庫で眠っている味噌を活用して、新しい味に挑戦してみませんか♪

【画像を見る】豆乳を使用したヘルシーおかず「豚しゃぶ肉と水菜の豆乳みそ煮」

■豚バラと里いものみそ煮

【材料・2人分】

豚バラかたまり肉 200g、里いも 8個、万能ねぎの小口切り 2〜3本分、煮汁(しょうがの薄切り 3〜4枚、酒 大さじ2、しょうゆ、みりん、砂糖 各大さじ1、水 2カップ)、塩、粗びき黒こしょう、サラダ油、みそ

【作り方】

1. 里いもは塩少々をふってもみ、ぬめりを取る。水洗いし、ペーパータオルで拭く。豚肉は縦半分に切って1cm幅に切り、塩、こしょう各少々をふる。

2. フライパンに油少々を中火で熱し、1をさっと炒める。全体に油がなじんだら煮汁の材料を混ぜて加えてふたをし、2〜3分煮る。ふたを取り、オーブン用ペーパーで落としぶたをする。弱めの中火にし、途中2〜3回混ぜながら15〜20分、里いもに竹串を刺してみて、すーっと通るくらいまで煮る。オーブン用ペーパーは中央と周囲4カ所に穴をあける。対流が起こり、煮汁がまわりやすくなる。

3. 落としぶたをはずす。みそ大さじ1を煮汁で溶いて加え、強めの中火にして、煮汁がとろっとするまで煮る。

4. 器に盛り、万能ねぎをのせる。

(613Kcal、塩分3.1g)

豚肉のうまみが里いもの中にしっかりとしみ込んだ1品です。里いもはいも類の中で最も低カロリーかつ食物繊維が豊富な食材なので、ダイエットにも最適。鍋ではなくフライパンで煮ると時短につながります。

■豚しゃぶ肉と水菜の豆乳みそ煮

豆乳を使用したヘルシーおかず。水菜はサッと火を通す程度にとどめて、シャキシャキ食感を残しておきましょう。

■ゆで豚と大根のみそ煮

甘辛味がご飯にぴったり。ゆで豚は冷蔵で約1週間保存できるので、作り置き料理としても使えます。

■豚肉とカリフラワーのみそ煮

薄切り肉でも端からくるくると巻けばボリュームがアップします。ごま油で焼いてこうばしさを引き出して。

■豚肉とたたき大根のみそ煮

ピリ辛みそ味で体もポッカポカに。大根はめん棒で粗くたたいて断面を増やしておくと火が通りやすくなります。

みそ煮と相性の良い根菜。ごぼうや大根、にんじん、じゃがいもなど、ごろごろと大きく切るのも醍醐味。火の通りにくい食材でもあるので、大きくカットした場合は水からゆでるようにしましょう。お湯が沸いてから加えると中まで火が通る前に表面が煮崩れたり、芯が残る原因にもなります。

文=河野あすみ