5千万円が9千万円に!フェラーリの中古価格が高騰中のナゾ

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「’19年春に発表された『F8トリブート』は、限定車でないにもかかわらず、新車価格約3300万円のものが4000万円以上。同じく’19年春に発表された『SF90ストラダーレ』にいたっては、約5400万円が9000万円にまで上がっています。早く手に入れたい客が中古車のディーラーを『逆接待』する、ということまで起きています」(フェラーリを扱う中古車ディーラー)

コロナ不況が叫ばれるなか、フェラーリの販売市場が絶好調だ。ポルシェやBMWといった他の高級車を差し置き、なぜフェラーリだけが売れまくっているのか。中古車販売会社『Prosperity1』の寺岡潤一郎代表が言う。

「徹底した市場調査をし、市場が求める台数よりすこし少なく売るというのがフェラーリの戦略です。手に入りにくいからこそプレミア感が増し、結果、中古でも値下がりしない。人気車種でなくても、フェラーリなら1年以内に必ず売れます」

コロナ不況によってむしろ、ますます価格は高騰しているという。

「フェラーリを資産と考える人も増えています。仮想通貨長者やIT系の若い経営者にとっては、フェラーリなら箔もつくし、金や株よりも魅力的に映るのかもしれません」(前出・中古車ディーラー)

今年4月1日には、『SF90』の新型タイプ『スパイダー』(写真上)が日本初公開された。発売は年末の予定だ。一般社団法人『日本スーパーカー協会』の須山泰宏代表理事が語る。

「ハイブリッド車にして1000馬力。最高に速くてデザインも素晴らしい。でも、新車で買える人は限られている。こういった要因が重なって中古価格も沸騰します」

『スパイダー』の販売予定価格は約6000万円。この値段がいったいどこまで上がるのだろうか。

『FRIDAY』2021年4月30日号より