背もたれを蹴ったり、肘掛けを占領したり...。あるいは周囲を気にせず、大きな声で話したり...。公共の交通機関で、迷惑な乗客に遭遇したことがある人は少なくないはずだ。

Jタウンネット編集部では、かねてより「のりもの」でのイライラ・モヤモヤ体験談を読者か募集している。

なぜ迷惑をかけられていた私達じゃないの――。今回紹介するのは、兵庫県在住のM美さん(仮名、50代女性)が、飛行機内で体験したエピソードだ。

当時、夫婦で海外旅行帰りだったという彼女。後ろの列には家族が座った。その家族の子供が大はしゃぎし、M美さんの背もたれを足でバンバンと蹴ってきたという。

耐え兼ねた彼女は、その家族に聞こえるように「蹴られ続けて辛い」と隣席の旦那さんに伝えると、子どもの母親が立ち上がって、

「小さい子を連れてるので、迷惑掛けますがご辛抱下さい」

と頭を下げてきたという。そう言われては...、と思った彼女は旦那さんと席をチェンジ。そのあとも、子どもは背もたれを蹴り続け...。

その様子を見ていた客室乗務員が、例の家族に声をかけ、別の場所に移ってもらっていたという。これで一件落着...?

しかし彼女の怒りは、飛行機を降りるときに再燃した。

例の家族はファーストクラスに

ハワイ旅行からの帰りの飛行機内でイラっとした出来事です。

私達夫婦の後ろの座席には、園児くらいの男の子がいる家族が座っていました。

その男の子が私の座席をずっと蹴ってくるのです。

当時20代で、体重30キロ代と小柄だった私は、シートベルトをしていても、蹴られる度にその振動で上半身が前に吹っ飛び続けました。

堪り兼ねた私は、後ろに聞こえるように、

「蹴られ続けて辛い」

と隣の旦那に告げると、後ろの母親が即座に立ち上がり

「小さい子を連れてるので、迷惑掛けますがご辛抱下さい」

と大声で頭を下げてきたので、何も言えなくなり、旦那と座席を替わってもらうことになりました。

これで少しはマシになると思ったのも束の間のこと。

今度は子どもが「お父さんがいい」と騒ぎ、母親から隣の父親の膝の上に。そしてまた、私の座席を蹴り始めたのです。

再度旦那に、席を替わってもらったのですが、それでも「やっぱりお母さんがいい」と、またまた私の座席を蹴り続けました。

それを見かねた客室乗務員が、後ろの家族を誘いだし、やっと普通に座れるようにはなったのですが...。

飛行機から降りる時、あの家族3人が、とても広々としたファーストクラスではしゃいでいたのを見た時は、

「なぜ迷惑をかけられていた私達じゃないの?」

と、はらわたが煮えくり返りました。

おとなしく座れない小さい子なら、お金をけちらず、ちゃんと子供の分の座席も取るべきです。

小さい子なら、何をしても許されると思わないで欲しいです。

「のりもの」で出会った「迷惑な隣の席の人」いませんか?

新幹線や電車などの公共交通機関に乗車した時、イラっと、モヤっとしたことがある人はいるだろうか。そんな体験談をJタウンネットでは募集している。

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