ANAホールディングスは23日、21年3月期連結決算の純損益予想を、従来の5100億円の赤字から4050億円の赤字に上方修正すると発表した。燃料費や人件費などのコスト削減を徹底したことで、本業のもうけを示す営業損益が予想を上回る見通しとなった。

 将来の税金の戻りを見込む繰り延べ税金資産の計上に伴い、利益が400億円分膨らんだ。一方、新型コロナの感染拡大による旅客需要の落ち込みで、売上高予想は7400億円から7250億円に下方修正した。

 傘下の全日本空輸は需要の減少に応じて運休や減便で運航規模を抑制。小型の機材を活用して、コスト管理の効率化を進めていた。