「インテルはもはやESLに関心はない」情報筋語る…ミランも辞退間近

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18日にヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)構想が明るみとなってサッカー界に激震が走ってわずか2日、メガクラブの会長やオーナーたちによる夢は早くも崩れ落ちようとしている。

12クラブが一斉に参加を表明したことで、それまで噂程度だったものが現実味を帯び始めたESL構想。しかし、選手やOB、サポーターから大きな反感を買うと、12クラブの半数を占めていたプレミアリーグの6クラブがすぐに手のひらを翻し、20日に次々と辞退することを発表していった。

わずか48時間で脆くも亀裂が走ったESL構想。プレミアリーグのクラブに続いて、今度はセリエAのクラブも脱退に迫っているようだ。

イタリア『ANSA通信』によると、プレミアリーグが離脱した今、ESLにこれまでの魅力は失われているという。インテルに近い情報筋は「現状では、スーパーリーグプロジェクトはもはやインテルにとって関心のあるものとは見なされていない」と語る。

さらに、『アスレティック』によると、ミランもまたESL構想からの脱退を進めているようで、ユベントス、インテル、ミランのイタリア勢の中では最も早く抜けると見られている。

こうなると、残りは計画を主導したフロレンティーノ・ペレス氏が会長を務めるレアル・マドリーを始めとしたバルセロナやアトレティコ・マドリーのスペイン勢と、ユベントスの4クラブのみとなるが、スペイン方面では、ぺレス氏はまだESLの実現を諦めていないと主張するメディアもある。