女性はカバンの外にパスケースをぶら下げている率が高かった。

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◆交通系ICカードの携帯方法は?

 SuicaがJR東日本に導入されて今年で20年。いまでは交通系ICカードの種類も増え、全国相互利用サービスを提供する事業者も増え、2021年現在では281業者で相互利用が可能となっています。

 この交通系ICカード首都圏近郊ではSuica、PASMOが定番ですが、

・JR北海道「Kitaca」
・JR東日本「Suica」
・関東圏の私鉄など「PASMO」
・JR東海「TOICA」
・名古屋鉄道などで「manaca」
・JR西日本「ICOCA」
・スルッとKANSAI「PiTaPa」
・西日本鉄道「nimoca」
・JR九州「SUGOCA」
・福岡市地下鉄など「はやかけん」

 と上記10種類が全国で比較的認知されやすいカードとなっています。

 そんな交通系ICカード。コロナでのテレワークも増え、交通での使用頻度は減ってきているかと思いますが皆さんは、交通系ICカードをどんな状態で携帯して居ますでしょうか?

 今ではApple Payなどに登録してモバイルICカードとして利用している人も多くなってきていますが、まだまだカード単体で利用している人も多いハズ。

 首都圏近郊の駅にて調査したところ、男性は財布の中、女性は手帳型スマホケースやカバンにパスケースでぶら下げていると言った回答が多数を占めておりましが、中には会社の入館証にもなっているので首からぶら下げていると言った一風変わった回答もありました。

◆カードリーダーアプリを悪用

 ちなみに、調査した時にはICカードに対してスキミング防止などの対策をしている人は皆無。一部クレジット方式を除き、万が一の際にはプリペイド方式なのでチャージ分以外は使われないという安心もありますが、チャージしたお金も自分の物なので他人には使われたくないのがホンネです。

 特に最近では1億総スマホ時代と言っても過言ではないほどスマホが普及し、スマホと交通系ICカードを組み合わせた新たな被害も発生しています。

 一部スマホではお財布携帯などの機能により、NFCリーダーが標準搭載されており、ICカードリーダーアプリとNFC搭載スマホ、交通系ICカードを使ったストーカーと言う最悪なストーカーが発生しています。インターネットのお悩み相談では通勤時に毎朝駅のホームですれ違う女性が気になる、声をかけたいなんていう相談も多々ありますが、そこから恋愛に発展…なんてのはほぼ小説やドラマだけの話。

 実際にはまったく相手にされず男性の一方的な思いからストーカー事件に発展なんて事もあるようですが、上記したアプリとスマホを使うとこのストーカー行為がいとも簡単に出来てしまうというから驚きです。

◆カバンの外に出しっぱなしは危険

 アプリを起動したスマホをターゲットのカバンから出ている交通系ICカードに軽く触れるだけでターゲットの乗車駅から降車駅、買い物をしていればその店名などすべてが閲覧できてしまいます。

 これでは行動範囲が丸裸となり、付きまとわずに相手の行動範囲に行けるのでストーカーが簡単に相手の行動、居住エリアを特定出来てしまうようです。

 ICカードの情報記載面を表にしてパスケースにしまっていると、定期や記名式の場合には、名前や年齢などもストーカーに情報として提供しているような状態です。

◆自分でできる対策はしっかりするべし

 満員電車が減ったとは言え、タイミング次第では今でも満員になるケースもありますし、ショッピングモールなど外出先での接触もありえます。

 相手に余分な情報を与えない様に情報記載面は裏側にする。カバンの外に出しっぱなしにしない。
スキミング対策グッズ等でしっかりと保護する。

 自分でできる対策はしっかりとおこない、自衛も必要な時代です。何かあってからでは手遅れですよ。

<文/板倉正道>

―[得する!使える!ガジェット裏マニュアル]― 【板倉正道】
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク