デカ盛りメニューも400円! コロナ禍で苦境も「お腹いっぱい食べて欲しい!」イラン人男性が営む居酒屋に涙:世界!ニッポン行きたい人応援団

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ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(月曜夜8時〜)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。

今回は「ニッポンにご招待したら、人生が変わっちゃった! 感謝のビデオレターが届いちゃいましたスペシャル」をお届けします。

ニッポンの大衆食堂で学び、売り上げが3倍に!


紹介するのは、ニッポンの大衆食堂を愛するペドロさんとアイメさん。


メキシコ・メリダで暮らす2人は、7年前から大衆食堂「たま食堂」を営んでいます。まだニッポンには行ったことがなく、日本食の作り方はメリダにあるマヤ文明を代表する遺跡の研究などで訪れるニッポンの学生にアパートの部屋を提供する代わりに、教えてもらったと話します。

ニッポンの庶民の味方「大衆食堂」は、定食やどんぶりもの、中華料理から洋食まで、多彩なメニューが特徴。そんな大衆食堂の起源は江戸時代まで遡ります。参勤交代で単身江戸に上った武士や地方の職人に向けて、安くて早い外食文化が誕生。その後、大正時代に庶民向けの簡易食堂が生まれました。

「たま食堂」で出しているメニューは、たこ焼きやラーメンなど全部で15種類。日本食は寿司だけだと思っているメキシコ人が多いそうですが、「大衆食堂には美味しい日本食がたくさんあります。メキシコの人たちにそれを知ってもらいたいんです」とアイメさん。しかし、お客さんは1日15人ほどで、家賃やバイト代を引くとほとんど残らず、ニッポンに行くなど夢のまた夢......そんな2人を、3年前、ニッポンにご招待!

来日後、まず向かったのは岐阜県にある昭和8年創業の「三勝屋(さんかつや)」。地元の人々に長く愛されてきた名物食堂で、林さん一家が三代でお店を切り盛りしています。お店の一番人気は、豚ロースに衣をつけて揚げる「パーコー」。家族以外には秘密だという秘伝のレシピを教えていただいた2人は、すっかり打ち解けて家族の一員に。カラオケまでご一緒し、絆を深めました。

そして2人は次の大衆食堂へ。この日やってきたのは東京・清瀬市にある、昭和45年創業の「みゆき食堂」。懐かしい昭和の雰囲気漂う店内の壁一面には、メニューがずらり! 定食に麺類、どんぶりものやカレー、一品料理まで200種類以上もあります。

驚くことに、これほど多彩な料理を生みだすのは、店主の尾崎彰一郎さんと、奥さんの由美子さんの2人だけ。「みゆき食堂」は、食べることが大好きだった彰一郎さんが、大手鉄道会社を脱サラして開業し、半世紀にわたり夫婦で切り盛りしてきました。メニューには、手頃な値段でお腹いっぱい食べて欲しい、そんな夫婦の思いが詰まっています。


まずは料理を味わおうと、お店自慢の「みゆきコロッケ定食」と、大人気の「カツカレー」を注文。わずか10分で運ばれてきたカツカレーは、カツとライスが隠れるほどカレーがなみなみ注がれています。ペドロさんは「ムイグランデ(本当に大きい)!」と驚き、「独特のコクとまろやかさを感じます」と絶賛。コロッケもボリュームたっぷりで、人生で初めて食べるコロッケに「食感も味も最高です」と大満足でした。

ペドロさんは、付け合わせの福神漬けも気になるようで......初めて口にすると、「カレーにものすごく合います」とハマった様子。実は、カレーに福神漬けを合わせるのも日本独自の文化。今から100年以上前、日本郵船の外国航路客船でカレーを出す際、付け合わせに使っていたインドの薬味「チャツネ」を切らしてしまい、試しに福神漬けで代用したところ、大好評! これがきっかけで定番になったといわれています。


ここで2人は、彰一郎さん、由美子さんと対面。「食堂が素敵で感動しました」というアイメさんに、彰一郎さんは「グラシアス!」と嬉しそう。200種類以上あるメニューを、どうすれば2人で素早く美味しく作ることができるのか、その技を学ばせていただくことに。

翌日、11時45分の開店と同時にお客さんが続々とやってきます。アイメさんは接客を担当し、ペドロさんは厨房へ。この日、彰一郎さんは外で会合があり、戻るまでは由美子さん一人で厨房を切り盛りしなければなりません。まずはとんかつを揚げながら、隣の鍋でカツ丼の準備をします。

肉じゃがは作り置きせず、注文が入ってからジャガイモをレンジで蒸し、炒めた野菜とお肉を加え、強火のまま6分蓋をして煮込み、味を一気に染み込ませます。その間、カツ丼に卵を入れ、ごはんを待つわずかな間にトマトのカルパッチョも作り、ほぼ同時に3品が完成。さらに唐揚げ用のイカを切りながら、アジフライの揚がり時も察知!


「厨房を完全にコントロールされていますね」と驚くペドロさんに、由美子さんは「1人でも動けるように(厨房を)作ってあります」と教えてくださいました。この厨房の狭さこそが、無駄な動きを減らすことができるのです。

話している間にも注文は止まりません。忙しくても、なるべく注文された順番で調理するようにしているそう。短時間で提供するため、サバの味噌煮は昨晩のうちに煮込んだものを煮汁とともに冷凍。わずか5分で出すことが可能に。

お昼を過ぎると、注文はピークに達します。ここで出先から彰一郎さんが戻り、究極の連携プレーが始まります。4台のコンロをフル稼働させ、カツカレー、オムライスにアジフライと、複数の料理が同時進行。カツカレーをよそいつつ、彰一郎さんが仕上げたオムライスに、由美子さんがノールックでキャベツを盛り付けます。最低限の会話であうんの呼吸。これぞ半世紀の歳月で培った、見事な連携技!


細かくメモをとっていたペドロさんは、「厨房の中で格闘技の演舞が繰り広げられているようです」と驚くばかり。すると「鶏を出しますね」という由美子さんに、彰一郎さんが「トリますって言うんだよ」とダジャレを。ペドロさんは通訳を介して意味を聞き、「外国人が理解するには高度なジョークですね」という場面も。

夕方になると大衆酒場のようになる「みゆき食堂」。焼き鳥の注文が入ると、伝票を渡されたアイメさんはお店の外へ。焼き鳥は、隣の佐賀屋さんに注文します。佐賀屋の女将さん、注文ではなくアイメさんが買ったと思ったのか、おまけをたくさんくださいました。


今度はカラオケができる「居酒屋みゆき」(2階)から注文が。「みゆき食堂」のメニューはすべて注文可能で、料理の注文が入ると、床に通した筒に伝票を投下する仕組みです。「みゆき食堂」で食事をしてから利用すれば、カラオケ料金が割引になるサービスも。

翌日、「みゆき食堂」は定休日。営業中は休憩もなく注文で手一杯なので、休日返上で料理を教えていただけることに。まずは、大量の玉ねぎとにんじん、ひき肉を炒めていきます。実はこれ一つで、オムライスやチャーハンなど様々なメニューに使える万能具材。毎朝まとめて作り、一人前ずつ小分けにしておくことで、一から具材を炒める手間が省けるそう。「段取りしておかないとすぐに作れないから」と彰一郎さん。美味しいものを少しでも早く出したい、ご主人の思いから生まれた工夫なのです。

続いて、2人がメキシコで出したいというカツカレーとコロッケの作り方を教えていただきます。コロッケは注文が入ってからじゃがいもをカット。茹でると10分以上かかりますが、レンジで蒸せば3分。皮も剥きやすくなります。潰した後は、例の万能具材を投入。炒めたひき肉や野菜は一度冷ますと旨味が引き出されるので、下味は塩コショウで十分なのだそう。

パン粉で包み、小判形にして高温の油で約1分揚げれば、由美子さんのお母さん直伝のコロッケが完成!

そしてカツカレーは、カツを揚げている間にカレーを準備。万能具材とデミグラスソースを湯に溶かし、数種類のスパイスをブレンドしたカレー粉を加えます。ご飯に揚げたてのカツを盛り付け、カレーをなみなみ注げば、カツカレーが完成! ペドロさんによると、メキシコでは缶入りのカレー粉しか手に入らないため、とろみをつけるために片栗粉を入れていたとのこと。そこで、缶入りカレー粉で作れるカレールーのレシピを彰一郎さんが一緒に考えてくださることに。小麦粉を使うなどして試行錯誤を重ね末、目指す形が見えてきた様子。「ご主人の貴重なアドバイスを指針に、メリダで手に入る材料でみゆき食堂の味を目指していきたいです」とペドロさん。


その夜、「みゆき食堂」のみなさんが、2人の歓迎会を開いてくださいました。食卓には、たくさんの具が入ったおでんと、彰一郎さんがお造りにした新鮮なイナダなどの料理が並びます。ペドロさんがお刺身を取ろうとすると、端の方が繋がっていて笑いが起こる一幕も。

ここで2人が、料理を教えていただいたお礼にと、アボカドを使ったメキシコの定番料理「ワカモレ」を振る舞います。トルティーヤは手に入らなかったので、餃子の皮を揚げて代用。みなさん「美味しい!」と喜んでくださいました。

別れのとき。「今後私たちの店をどのように向上させていけば良いか、本当にたくさんのアイデアをいただきありがとうございました」とペドロさん。アイメさんも、初日から話しかけてくれた彰代さんをはじめ、接客担当のみなさんの優しい心遣いが嬉しかったと、感謝の言葉をおくります。

「笑って仕事してね」と優しい言葉をかけてくれた彰一郎さん。お土産として、創業以来、「みゆき食堂」を繁盛させてくれた信楽焼のたぬきをくださいました。たぬきは「他を抜く」の語呂合わせから商売繁盛の縁起物。最後に皆さんとハグをして、2人は笑顔で食堂をあとにしました。

あれから3年。ペドロさん、アイメさんのビデオレターを、「みゆき食堂」のみなさんのもとへ届けます。


「みゆき食堂」のような連携を深めようと努力するものの、「ペドロは仕事になるとすぐにイライラしてよく喧嘩になってしまいます」と打ち明けるアイメさん。ペドロさんは料理のことになると厳しく言いすぎてしまうそうで、「商売の人ってみんな同じ」と由美子さんも共感した様子。

一方、帰国後の店の状況については、売り上げが前年の3倍に! 番組を観たメキシコ在住の日本人や観光客が次々と来店し、2人を応援してくれたそう。日本人で賑わうお店は地元の新聞にも取り上げられ、口コミが広がって地元の人も食べに来るように。開店前には行列ができたことも!

ここで、「みゆき食堂」で教えていただき、メニューに加えたコロッケとカツカレー作りを披露。具材は教わった通りあらかじめ炒めてあります。「余った万能具材は自宅に持ち帰って夕食に使っています。メキシコ料理にも使えるので、いいものを教えてもらいました」とアイメさん。


じゃがいもと具材を合わせて成形し、パン粉をつけてフライヤーで2分揚げれば、コロッケの完成。「みゆき食堂」より小ぶりのコロッケはお弁当のおかずとして人気だそう。

カツカレーは、数種類の材料をすりつぶしたメキシコ定番のソース・モレを参考に試作を重ね、メキシコ風にアレンジ。煮込んだ野菜をミキサーにかけて食感をなくした野菜ソースを作ります。ルーは「みゆき食堂」で教わったものをベースに、唐辛子と塩を加えてメキシコ人が好きな辛めの味に。この特製のルーを野菜ソースに加えればカレーが完成。とんかつは、カレーの完成に合わせてアイメさんが揚げます。「段取りを学んで、作業がスムーズになりました」とペドロさん。


とんかつを盛り付け、カレーを注げば「たま食堂」特製カツカレーの完成! カレーが盛られているのは、なんと「みゆき食堂」と同じお皿です。「この皿あっただろ、うちにも」「あら同じだ!」と、彰一郎さんと由美子さんはびっくり! 「この皿は合羽橋で買いました。みゆき食堂のカツカレーを同じ皿で出したかったんです」というペドロさんの言葉に、「嬉しいよな」と彰一郎さん。商売繁盛のためにもらった信楽焼のたぬきの置物は、店内のニッポンコーナーに。コロナ対策のフェイスシールドもつけて、大事にされていました。

そして、プライベートでも2人に変化が。2019年11月、交際5年の末に結婚。しかし新婚生活が始まった矢先、新型コロナウイルスが蔓延。その影響で、2020年4月の売り上げは前年の80%減になってしまいましたが、再びニッポンに行くために貯めていた貯金を切り崩し、赤字ながらお店は続けられているそう。「みゆき食堂」も似たような状況にあり、「めげずに頑張って」と、みなさんから2人にエールをおくります。「たぬきパワーでこの危機を乗り越えて、必ずみなさんに会いに行きます」とペドロさん。


最後に、メキシコの2人に「みゆき食堂」からメッセージを。「ケンカしながら一生懸命やってください。それが店の発展につながります。お客さんに喜ばれるものを作ってください」と彰一郎さん。「また会うのを楽しみにしています! 会えるまで(店は)辞めません!」と笑顔で締めくくりました。

お腹いっぱい食べて欲しい! 激安デカ盛りでニッポンに恩返し


続いては、母国を離れ、ニッポンでお店を開いた外国人の方たちを応援する「ニッポンお店開いちゃった人応援団」!

紹介するのは、東京・上板橋で居酒屋を営む、イラン出身のマンスールさん。


57歳のマンスールさんは、来日して33年。29年前に2歳年上のきよみさんと結婚し、その年に居酒屋「花門」を開店。夫婦二人三脚で切り盛りしてきました。店名はダジャレ好きなマンスールさんが、お客さんがたくさん来るように「come on」とかけて名付けたそう。以前は満席になる日も多かったのですが、最近は新型コロナウイルスの影響で地元の常連さんが2組だけという日もしばしば。売り上げは半分以下に……。

「ニッポン愛してるし、ニッポン大好きです。ニッポン来た時にたくさんの日本人にお世話になりまして、義理と人情、愛情をたくさん受けました」とマンスールさん。日本人に恩返しをするためにこの店を始めたといいます。

午後5時、開店したお店の様子をのぞかせてもらうと、ちょうど唐揚げとオムライスの注文が。普通サイズとして出てきたオムライスは……なんと1.5キロ以上! しかも50種類ある料理全てが400円で、大盛りも少なめもデカ盛りも全部同じ値段!


400円のデカ盛り料理のほとんどは、原価割れの赤字メニュー。例えば人気メニューのナポリタンは、ベーコンやソーセージなど、具材だけですでに500円。そこにケチャップ500グラムとトマト缶を1缶、600グラムのスパゲティが入り、作る度に約740円の赤字に。1.2キロの唐揚げは、付け合わせの野菜だけでも赤字。残ったらお持ち帰りも可能だそう。

「みなさんが喜んでいる笑顔を見ると最高です」というマンスールさん。そもそもニッポンに来るきっかけとなったのは、ニッポンのドラマ「おしん」でした。

1980年に始まったイラン・イラク戦争により混乱の最中にあったイラン。娯楽もほとんどない日々で、唯一の楽しみだったのが、戦中戦後をたくましく生き抜く女性を描いたドラマ「おしん」だったのです。イランでは視聴率90%を超える大ヒットとなり、8人兄弟だったマンスールさんの家でも「ニッポンに行けばおしんに会えるかな? 日本人は慎ましくて素晴らしいね」と、すっかりニッポンの虜に。

そんな中、戦争の影響でマンスールさんの通っていた大学が閉鎖。日本企業で働いて家族を安心させたいと、1988年、24歳の時に来日しました。マンスールさんによると、当時イランから海外に持ち出せるお金は300ドルまで。しかし、苦労して貯めた300ドルを出国の際、空港の両替トラブルで全て失ってしまいます。見送りに来ていた母親から10ドルだけ借りて、ニッポンにやってきたのです。

ニッポンでは、おしんのような女性に出会えることを楽しみにしていましたが、当時はバブル絶頂期。おしんの世界は見る影もなく、あまりのギャップに驚いたそう。

その後は日本語学校に入学。アルバイトをしながら勉強に励みましたが、毎月のアルバイト代から学費や家賃を支払うと、残るのはわずか1万円。何日もご飯が食べられず、部屋にお風呂がなかったため食器用洗剤で体も洋服も洗うなど、大変な生活を送っていました。そんな苦しい時代を支えてくれたのが、アルバイト先の居酒屋のマスター。頼る人がいないニッポンで、アパートの保証人にもなってくれ、ろくに食べていないマンスールさんを心配し、お店の食材なら自由に食べていいとまで言ってくれたそう。


「少しでも恩返ししなくちゃという気持ちですよね。まだ何もしていないので、これからです。たくさんおもてなしします。それしかできないんですよ」とマンスールさん。ニッポンで受けた恩をニッポンで返したい! その一心で、自分が恩を受けた居酒屋で恩返しすることを決意したのです。

お店は当初、激安でもデカ盛りでもない普通の居酒屋でした。それが400円均一のデカ盛りメニューを出すように変わったのにも、マンスールさんらしい理由がありました。開店して2年目のある日、来店した若い夫婦が800円のサイコロステーキを諦め、それより安い380円の焼きそばを注文しました。その夜、「あの夫婦に好きな食べ物、食べさせられなかったな。これは私がやりたかったニッポンの居酒屋かな」と考えたマンスールさんは、翌日から全ての食事メニューを400円に統一することに。

数日後、再び来店した夫婦がサイコロステーキを注文。するとマンスールさんは、作戦がうまくいった嬉しさから、思わず量も2倍に! 400円でお腹いっぱいになってもらうことが、自分にできるニッポンへの恩返しだと確信したのです。

この決断に、きよみさんは最初戸惑ったものの「(マンスールさんが)いい人でよかったな」と改めて思ったそう。「贅沢させてあげられなくてごめんね」というマンスールさんですが、さらにきよみさんへの相談なしにこんなサービスも。子どもに無料でアイスクリームを出し、マスクもお客さんに無料で提供。コロナで月の売り上げと来客は以前の半分以下になりましたが、給付金を少しでも還元したいと、様々なサービスを打ち出しています。

お弁当を販売していた時は、遠方のお客さんに無料であげてしまったことも。実は400円メニューを続けるため、アルバイトもしています。お店の営業前に、近所の生コン会社で5時間の作業を20年以上続け、重機免許も取得。社長の鹿島一彦さんによれば、マンスールさんは会社のエースであり、アイドルなのだとか。

アルバイトが終わると、すぐにお店へ。この日やってきたのは、去年の「大食い女王決定戦」で令和の新女王に輝いた、フードファイターの海老原まよいさん。この店にはデビュー前から足繁く通っていたそう。


「いつものお願いします!」との注文を受けて出てきたのは「マンちゃんスペシャル」。3キロのチキンライスを17個の卵で包んだ特大オムライスに、鶏もも肉を1キロ使った特大唐揚げ10個、鶏肉やひよこ豆を煮込んだイランの家庭料理・アブグーシュトをトルティーヤで巻いたものと、総重量5キロの裏メニューです。こちらもなんと400円!

この「マンちゃんスペシャル」に鍛えられた海老原さん、わずか30分で5キロを完食! 「美味しいものを、お金なくてカツカツな時に、こうやって来て食べられるっていうのは幸せなこと」と語る海老原さん。美味しさもさることながら、マンスールさんの人徳が人気の理由でもあるといいます。

そんなマンスールさんの楽しみは、激辛ラーメンで人気の「蒙古タンメン中本」。多い時には週5日通ったこともあり、最低800杯、40万円分食べたお客さんだけがもらえる中本オリジナルスカジャンも持っています。このスカジャン、今や本社にもないレア物だそう。約20年、800回以上通い続けているマンスールさんのお気に入りは、味噌ラーメンに辛子麻婆豆腐をのせた看板メニュー「蒙古タンメン」。そこに大量の一味を入れていただきます。

自宅では、お風呂できよみさんに背中を流してもらうというマンスールさん。「幸せですよ」と頬を緩めますが、過去には店を閉めようと思ったことも。お店に訪れた最大の危機とは? さらに、応援サプライズで徳光和夫さんが来店! 実は2人には意外な絆が! この模様は、次回大公開します!

4月19日(月)夜8時放送! 月曜プレミア8「世界!ニッポン行きたい人応援団」は…。

●ニッポンにご招待したら人生が変わっちゃった!感謝のビデオレターが届いちゃいましたSP

ニッポンの“流鏑馬”を愛するフランス人男性。「本物を知りたい」という願いを聞いて、約2年前ニッポンにご招待。鎌倉時代から続く流鏑馬の2大流派・小笠原流と武田流で稽古を受けた。そんな彼からお世話になった皆さんへ感謝のビデオレターが届く。コロナで大変な状況の中でも練習を続け、大きな成長を遂げていた…!

●新企画「ニッポンお店開いちゃった人応援団!」

ニッポンに移り住み、自らお店を開いて暮らしている外国人の方たちを応援! 破格の400円均一デカ盛りメニューを提供する居酒屋を経営するイラン人男性。苦しい状況でもニッポンでお店を続ける彼に番組から応援サプライズ! 閉店の危機を救ってくれた「心の恩人」徳光和夫さんの来店に感涙!」

どうぞお楽しみに!