画像提供:Shuri Tomita / 富田 珠里 (@shuritomita)さん

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4歳の男の子によるレゴで作った“おうち”がTwitterに投稿され、「影まで美しい」「才能があふれてる」と目にした人を驚かせている。

外出を控える日々が続くドイツ・デュッセルドルフ在住のピアニスト富田珠里さんは、この日、不思議な瞬間に遭遇する。それは、就寝前に息子さんが見せたレゴで作った“おうち”によってもたらされた。赤や青、黄色などのカラフルなブロックを組み立てた横に細長い設計で、重厚な外壁に囲まれた構造となっていた。息子さんは、「ここが玄関でキッチンも。ここが階段の練習(?)する所」と説明したという。そして、ライトを点けたところ、影の世界が出現。中央の大きな窓や大小複数の塔、装飾がくっきりと浮かびあがっていた。目の前に広がるその美しい光景に富田さんは、息子さんと一緒に「あー!すごいきれい!」と大興奮したという。

富田さんは、息子さんが言う“おうち”は「LEGOの作品の方」を指していると推測。影は「偶然の産物」「影の原理をまだはっきり理解していないので、ライトの角度やLEGOのおく場所など、偶然が重なってできた奇跡の一枚」だと説明している。片付けをしていたため作成の様子を良く見ていなかったが、息子さんは夕飯後30分ほど黙々と一人でレゴに向かっていた。この時ライトは、「ついていなかったので影はなかったと思いますが、今20時半頃でも明るいドイツですので、もしかしたら影があったのかも」「どのように考えて作ったのかははっきりわかりません」とも話している。

生後8ヵ月頃からレゴで遊んでいるという息子さんは、2歳以降は「結構複雑な作品」を作っているそう。レゴやプラレール、キュボロなどで好んで遊んでいるが、今は文字も読めるようになり「絵本を読むのも楽しそう」だという。影を意識したのも今回が初めてで、成長とともに興味や感性に広がりや豊かさ出てきている模様。新型コロナウイルスによる制限された暮らしの中でも、息子さんの遊びは「大人にも新たな楽しみと味わい」を与えているとコメントしている。