せっかく就職したにもかかわらず、すぐに退職してしまう人は意外にも多い。ガールズちゃんねるに4月12日、「【職場】すぐ辞めていった人はこんな人でした」というトピックが立ち、すぐに辞めた人々に関するエピソードが寄せられた。

「人によって話してる前職や経験年数が違った」
「前の職場やその前の職場で『いじめにあった』と言ってたけど、多分いじめで無く注意されただけ。社長などにも敬語なし、注意されたことを決して認めない、やりたくないことは全力拒否」
「怒られ慣れてないのか、自分が悪くて注意されてるのに不貞腐れてその日何もせずデスクでずっとケータイいじる。」

嘘吐き疑惑があったり被害者意識が強かったりなど、性格に難がある人ほどすぐに辞めがちだという。教える側も自分の時間を割かなければいけないため困ってしまう。上っ面のコミュニケーションが得意な人もいるが、面倒な性格をしているかどうかは面接時で見抜いてほしいものだ。(文:石川祐介)

自分のやり方に対するこだわりが強い


すぐに辞める人は、ある程度パターン化しているのかもしれない。

「『自分はこういうやり方でやってきたんで』と自分の手段至上主義で新しいことを覚えようとしない」

前職のやり方にこだわって頑なに順応しない人は、すぐに辞めやすいようだ。未経験者の方がすぐに辞めてしまいそうだが、経験者として期待されて入社した人も例外ではない。業務内容は一緒でも細かいやり方は会社によって変わるため、そういった話も面接ですり合わせる必要がある。

「辞めたところで結局衣食住に困らない人。実家暮らしとかパート主婦とか」

頑張って稼ぐ必要ない人も早く退職しがちだが、専業主婦だった人の中には就労にブランクがある人もいる。久しぶりの仕事に戸惑ってしまい、そのままフェードアウトするケースもあるため「専業主婦は優雅なもんだ」というものではない。

変な会社に染まるくらいなら早く辞めたほうがいい

そもそも、すぐに辞めるのは会社側に問題があることも珍しくない。

「頭おかしい会社でずっと働いて洗脳されるより、すぐ辞めれる人の方が行動力あって有能だと思うわ」

すぐに辞める人の中には、ブラック企業と即座に判断する嗅覚と「この会社にいても良いことはない」と決断してすぐに退職する行動力を併せ持った優秀な人材もいる。

実際に「経験者でめちゃくちゃ仕事できた。面接で『社長になりたい』って言ってたらしい。辞めた翌月、法人立ててた」といった体験談も寄せられ、大物を逃した企業も実は多いのではないか。「いい人が入らない」と嘆いている経営者もいると思うが、そんなことは決してない。

個人の性格が影響してすぐに辞める人もいるが、その原因が会社にあることも往々にしてあるため、人材が定着しない会社は直ちに環境を見直すべきだろう。