恥ずかしかったですが、そう彼に告げると…。

◆彼に“ときめけない”と車から降ろされた

「K二さんが苦笑いしながら『飼っている犬用のペットシーツがあるから、そこでするしかないかな』と言われて、震えるほど悩みましたがどうしても我慢できなかったんです」

 後部座席に移動して、ペットシーツに用を足したA香さん。

「とりあえず漏らさないで済んだのでホッとしましたが、せっかくのデートなのに、いきなりこんな情け無い姿をさらしてしまった私は酷く落ち込んでしまい箱根に着くまでずっと無言でした」

 そして、箱根湯本駅に着くなり彼に「ごめんなさい!ペットシーツにオシッコする子にどうしてもときめけない」と、5千円を渡されて、車から下ろされしまったそう。

「私だってしたくてした訳じゃないのに…。もちろんエヴァどころじゃなくなり、缶ビールを飲みながらロマンスカーで帰りました。やっぱトイレにいつでも行けるって最高ですね」

 それ以来、K二さんから連絡はないそうです。

―人間関係でやらかした話―

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop