“8000万ユーロDF”の価値示す時 バイエルンに求められる新たなリーダー
チャンピオンズリーグ準々決勝にてアウェイゴールの差でパリ・サンジェルマンに敗れ、バイエルンのチャンピオンズリーグ連覇の夢が消えた。
リーグタイトルには近づいているものの、今季はDFBポカールも2回戦で敗れるなど全体的に消化不良なシーズンとなっている。
来季へ改革が必要なところもあるが、中でも気になるのが最終ラインの構成だ。今夏にはダビド・アラバ、ジェローム・ボアテングの2人がクラブを離れると見られているが、2人は昨季のチャンピオンズリーグ決勝でもセンターバックでコンビを組んでいた。バイエルンにとっては長くキーマンだった2人だ。
期待がかかるのは、フランス代表として2018年に行われたワールドカップ・ロシア大会を制した経験を持つリュカ・エルナンデスだ。
エルナンデスはレフティーということもあり、アラバの直接的な後継者と期待される。何よりバイエルンはエルナンデスの獲得に8000万ユーロもの移籍金を投じており、ここまではその金額に見合うパフォーマンスを見せられているとは言い難い。来季以降は守備のリーダーとして1シーズンをフルに戦うことが期待される。
バイエルンの守備改革はスムーズに進むのか。即戦力候補のウパメカノに加え、その相棒となれるエルナンデスの奮起に期待したい。