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今年秋のiPhone 13(仮)は一説には製品名が「iPhone 12s」となる程度のマイナーチェンジに留まると予想される一方で、2年後となる2023年モデル、通称iPhone 15(仮)は大幅なモデルチェンジが期待されています。

そんななか、iPhone 15では顔認証のFace ID用パーツが画面下に埋め込まれてノッチ(画面上部の切り欠き)が大幅に小さくなり、ペリスコープ望遠レンズの採用によりカメラの望遠性能が強化されるとのアナリスト予測が伝えられています。

2017年のiPhone XにてFace IDと共にデビューした画面のノッチは、今後はしだいに縮小されると予想されています。つい最近もiPhone 13のノッチは前面スピーカーが上ベゼルに移動するなどの配置変更により、左右に約10%狭くなるといった予測画像が公開されていました。

今回の予測を公開したアナリストとは、おなじみMing-Chi Kuo氏。新たな同氏の研究メモによると、Face IDパーツのうちIRドットプロジェクター(3万以上のドットを顔の上に照射してマッピングする部品)と投光イルミネーター(赤外線により暗い場所でも顔を認識する部品)を含む主要部品が画面の下に移動され、ノッチが大幅に小さくなるとのことです。

以前Kuo氏は、2022年版のiPhone 14(仮)ではノッチからパンチホールデザイン、つまり自撮りカメラなどを画面に開けたのぞき穴の中に配置するとも述べていました。

今回はことさらに「画面下」とだけ言ってパンチホールに言及してないのは、iPhone 15では画面の穴さえも不要になると示唆しているのかもしれません。

またiPhone 15にペリスコープ望遠レンズが採用されるとの予想は、Kuo氏が繰り返し述べていることです。ペリスコープカメラ(屈曲光学系カメラ)とは、レンズや鏡で光の向きを90度変え、本体に対して横方向に多くのレンズを置いて、光学的な高倍率を可能にする技術です。

こちらに関しては、すでに2019年にファーウェイがP30 Proでペリスコープ技術を採用していたことを振り返ると、「あと2年もかかるのか」との感慨もあります。もっとも、ほとんどのペリスコープカメラに不可欠な特許をサムスンが保有している上に協力的ではないとの噂もあり、技術開発よりも法的に難航している可能性もありそうです。

Source:9to5Mac