英製薬大手アストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチンの空になった瓶(2021年3月24日撮影、資料写真)。(c)GABRIEL BOUYS / AFP

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【AFP=時事】(更新)デンマークは14日、英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)が開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を完全に中止する方針を発表した。まれだが深刻な副反応の懸念を受けて同ワクチンの接種の完全中止を決めたのは、欧州ではデンマークが初めて。

 世界保健機関(WHO)と欧州医薬品庁(EMA)は同ワクチンの接種継続を推奨しているが、デンマークの保健当局トップは記者会見で「わが国のワクチン接種計画はアストラゼネカ製ワクチンなしで進められる予定だ」と明らかにした。

 アストラゼネカ製ワクチンをめぐっては、10か国以上が接種を一時停止していたが、EMAがその有効性を強調し「安全」との見解を示すと、大半の国が接種を再開。しかし接種見合わせを決めたのも欧州初だったデンマークは一時停止を継続し、独自調査を実施していた。

 同国では14万人以上がアストラゼネカ製ワクチンを接種。これに関連して血栓症を発症したのは2人で、うち1人が死亡した。

【翻訳編集】AFPBB News

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