大阪府の吉村洋文知事が「マスク会食」を義務付ける中、隣の兵庫県が打ち出した独自の新型コロナ対策が物議をかもしている。

【映像】兵庫県“うちわ会食”に疑問の声(3分34秒ごろ〜)

 兵庫県の井戸敏三県知事は9日、会食の時に口元をふさぐ「扇子・うちわ会食」を提唱。「フェイスシールドがOKならば、飛沫感染防止で、うちわだとか扇子もOKなはずですので……」と話した。

 兵庫県は、まん延防止等重点措置の対象地域である神戸市などの飲食店、およそ1万6000店舗に、32万本のうちわを配布すると発表。県によると、この“うちわ会食”にかかる予算はおよそ700万円としていて、15日以降、各店舗に20本程度配られるという。

 神戸市で居酒屋「味兵衛」を経営する尼子雅也さんは「不安よりも疑問と憤りが……。『大阪はマスクだから兵庫はうちわや!』みたいな。はたして、それ(うちわ会食)で良くなるのかなという」と不満の声を上げる。続けて「700万円あったら、35店舗、もしくは40店舗のお店が普通に助かるし、うちわとか言っている場合じゃない。もっと困っている人がいるし、もっとそこに目を向けないといけなんじゃないの?」と怒りを隠しきれない。

 朝日新聞デジタルによると、13日、神戸市は飛沫感染を防ぐ効果の検証が不十分だとして、市内の飲食店にうちわを配布しないよう、兵庫県に申し入れたという。

(ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)