3時のおやつに、あるいは朝食代わりに食べる定番お菓子、ドーナツ

フワフワしていたりモチモチしていたり、あるいはリング状だったりボール状だったりと、食感も形も様々だ。

今回、そんなバリエーション豊かなドーナツの「一生」を描いたイラストが「発想力がすごい」と話題になっている。それが、こちらだ。

ドーナツの一生」と題されたイラストには、様々な形状のドーナツの絵が並んでいる。

しかし、こちらはただドーナツの種類について紹介するものではない。それぞれの説明をよく見ると、ちょっと不思議な事が書かれている。

例えば、左上のイラスト。リング状のドーナツの穴の部分からボール状のドーナツが飛び出している。その下には、

「産卵」
「メスは穴から卵を生む。卵がどのように生成されているかは不明」

と書かれている。「ドーナツのメス」という言葉自体がすでにパワーワードもいい所だが、その上、産卵? ドーナツって、生き物だったの......?

このほかにも、小さなドーナツは「幼ナツ」、一般的なドーナツは「成ナツ」、といった具合に「成長段階」によって違う名前が付けられ、それっぽい説明が添えられている。イラストは可愛いが、なんだかシュールだ......。

このドーナツのイラストに対し、ツイッター上では、

「あまりにも好きすぎる世界観」
「オールドファッションのセンスよ」
「性転換するのか...(困惑)」

といった声が寄せられている。

ドーナツは成長しているのでは?」と思った

話題になっているのは、ツイッターユーザーのももにくす(@momonicus)さんが2021年4月6日に投稿したイラスト。Jタウンネット記者は8日、投稿主のももにくすさんに取材した。

大学で美術の勉強をしていて、イラストは仕事・趣味ともによく描いているというももにくすさん。「ドーナツの一生」は6日に描いた。

イラストを描くに至った、発想のきっかけは何だったのだろうか。記者の質問に、ももにくすさんは、

「ある時ふと、ドーナツにはヤング(若い)ドーナツとオールド(年老いた)ファッションが存在することに気づき、そこからドーナツは成長しているのでは?と考え、このイラストを描くに至りました」

と答えた。言われてみれば、たしかに。

ヤングドーナツは、駄菓子の定番。砂糖がまぶされた小さなドーナツだ。そしてオールドファッションはカリカリサクサクしたドーナツ。どちらも食べたことがある人は多いだろう。

そこから想像を膨らませて描いたのが、今回のイラストということだろう。

「描いている途中で『幼ナツ』『成ナツ』を思いつき、我ながら綺麗に決まって良かったなと感じました」

と、イラストを描き終わっての感想を述べたももにくすさん。

ツイッターでの反響については、

ドーナツの生態を沢山の方々に面白く感じてもらえたようで、嬉しく思います」

とコメントしている。