のんびり屋さんが4歳になったら指示を質問にして忘れ物を克服
楽しいことが好きな愛され上手な子は、準備が苦手で忘れ物が多い傾向あり
いつもニコニコしていて楽しいことが大好き!たくさんの人から愛されるごきげんタイプのお子さんはとっても幸せそうに見えますが、お母さんは心配事もたくさんあります。すぐに興味が移ってしまって集中力が続かないように見えたり、何度言っても忘れ物がなくならなかったりします。ごきげんタイプのお子さんには指示よりも質問をすることがおすすめです。自分で考えて行動できる子どもになっていきます。
愛されキャラは家では困らせキャラ。準備が苦手で忘れ物が多い理由
4歳のNちゃんは誰からも愛されるごきげんタイプ。Nちゃんが遊んでいると周りにお友達が集まってきます。しかしおうちでは困ることも。幼稚園に行く準備がなかなか進まなかったり、靴を履くまで持っていた水筒を園に着いたら持っていなかったり。ごきげんタイプの子は次々と興味が移ってしまい、準備中も他のものが気になって中断してしまうことがあります。水筒も靴を履いたら手に持っていた水筒のことをすっかり忘れ、玄関に置いていってしまったのです。
将来を考えると準備や忘れ物チェックは克服したい。子どもの力を伸ばそう
“準備が進まない”“忘れ物が多い”を克服する鍵は子どもの考える力を伸ばすこと。そのために質問を工夫しましょう。4歳頃になると “今やっていることが終わったら、次に何をしよう”と先のことを考えられる予測能力がつき始めます。「朝ごはんが終わったら着替えをしようね」と子どもに理想の姿をその都度、伝えていきましょう。食べ終わったところで「次は何をするのかな」と質問をします。「食べ終わったら着替えだね」と質問に答えるうちに次の行動を想像できるようになります。
「着替えなさい」を「次は何するのかな」へチェンジ。自分で準備できる子に
朝の身支度では「次は何するのかな」と繰り返し質問し、子どもができたら「できたね」とうれしい気持ちに共感します。支度の最後には忘れ物チェックをする約束をしておくと「出かける前は何をするんだっけ」の質問に答えればチェック完了です。辛抱強く、繰り返すことで定着していくでしょう。“食事”“着替え”“はみがき”などのイラストを支度の順に貼っておき「今はこれができたね。次は何かな?」とすごろくの駒をすすめるように一緒に確認すると、楽しく準備や忘れ物確認ができるでしょう。
今日の1日1成長
毎朝お支度すごろくで「次は何する?」と確認しよう。
子どもの先を考える力も1成長、お母さんの質問力も1成長。
きとうめぐみ(文)さわどあさみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/