お手伝いは成長のチャンス!子どもの“やってみたい”を叶えつつ様子を確認



子どもはお手伝いが大好きです。「やってみたい」と言われたら成長のチャンス。お母さんが可能な限りどんどんお手伝いをしてもらいましょう。子どもがいろいろなお手伝いに取り組むようになってきたら、次は“どこまでできるかな?”を観察しましょう。お母さんに家事の得意不得意があるように、子どもにも得意不得意があります。子どもの得意分野を見つけ、どの程度できるかを見極めたら、次は少し難しいことに挑戦させることで子どもの自信に繋がります。

子どもの成長は早い。小さなできたの積み重ねで大きなことが達成できる



子どもに何かをお願いするときにはポイントがあります。それは慣れてきたら“ちょっと頑張ったらできること”へ少しずつレベルアップすることです。子どもは慣れてくるとすぐに飽きてしまいます。そこでお母さんは次に今より少し難しいことを頼みましょう。レタスがちぎれるようになると次は包丁で野菜を切ることをやらせてみると、子どものやる気は継続されます。そして最後にはひとりでおかずが作れるようになるのです。

簡単すぎても難しすぎても飽きてしまう。頑張ればできそうなレベルが大切



Tくんは年少さん。お母さんのお手伝いがブームです。お料理を手伝うのが大好きで、特に包丁を使いたがります。これまでお母さんはTくんにきゅうりなどを適当に切らせていましたが、慣れてくるとTくんの包丁の使い方がだんだん雑になってきました。そこで、お母さんはきゅうりの大きさを指示しました。次にピーラーできゅうりの皮の一部をむいてもらいました。Tくんは少しずつ難しくなるお手伝いを終えると、満足そうな顔をするのでした。

子どものスキルを確認し向上心を刺激しながらやり抜く力と自信を育てよう



子どものお手伝いは初めからうまくできません。忙しいお母さんは二度手間になってしまうこともあるでしょう。しかし子どもは日々成長しています。向上心もあるためどんどん上達し、できることも増えていきます。いろいろなお手伝いを任せられることはモチベーションの維持に繋がり、レベルアップできたことで自信が持てるようになります。子どもの成長を観察し、小さな“チャレンジ”と“できた”を一緒に積み重ねていきましょう。

今日の1日1成長



お手伝いは成長に合わせてレベルアップ!モチベーションと自信に繋がる

子どものやり抜く力も1成長、お母さんの課題設定力も1成長。

波多野裕美(文)吉田あき(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/