採用面接は通常、半日や数日で結果を伝えられるものだがその場で即決採用されるケースも珍しくない。ガールズちゃんねる4月3日、「就職面接で即決採用された方」というトピックが立った。

就職面接に行った際、その場で即決されたというトピ主。ただ、その企業がトピ主を欲しいと思ったというよりは、何が何でも人材が欲しいから焦って採用した雰囲気が強いため、このまま就職して良いか不安を抱えていると綴った。(文:石川祐介)

「低姿勢な人ほどヤバいのが多いから気をつけて」

トピ主の投稿に、ブラック企業を疑う人が多かった。

「即決されたことあるけど本当にクソだったよ。給料が少なかったり多かったり支払いが遅れたり」
「異常なくらいにお局が威張りまくり、若い気の弱い女の子に対してのパワハラものすごかったです」

即決された企業の労働環境がずさんだったという実体験が散見され、トピ主の第六感は当たっているのかもしれない。

「即決ってことは1人が独断で決めれる権限持ってたりってことだと思う」といった指摘もみられたが、確かに社内の権力が極端に偏っている可能性がある。従業員が声を上げるのが難しく、典型的なトップダウン型の職場なのではないかとも推測できる。

「低姿勢な人ほどヤバいのが多いから気をつけて。寄り添うように見せかけて洗脳しようとしてくる場合がある」

ヘコヘコして採用を言い渡されたのであれば、入社後に手痛いしっぺ返しにある恐れがある。トピ主はまだ就活をやめずに続けた方が良いように思えてくる。

「即決次の日から勤務」でも6年続いているという人も

ちゃんとした企業が採用即決してくれることもある。

「2か所経験あるけど、1か所はブラック、1か所は超ホワイトでした」
「即決次の日から勤務。6年続いてるよ。人によってはブラックなんだろうけど私には合ってた」

採用面接を数回設ける企業でもブラック企業のことは往々にしてある。「即決採用されたから」といって、無理に身構える必要はない。「あるよー。人間味がある社長は人柄みるよね」と人柄が評価されたのかもしれないため、トピ主はむしろ自分を誇っていいのではないか。

「ニッチな学部出身なのでニッチな職種にハマりやすい。即決ばかりです」

また、トピ主の経験やスキルがその企業にマッチした可能性もある。不安であるならば、直接「なんで採用したのか?」と聞いてみるといい。

何にせよ「その場で採用をもらうことはありますが雇用通知書をもらってから返事はするようにしてる」という声があるように、労働条件を書面で確認してから内定辞退するかどうか決めても遅くない。まずはトピ主自身が落ち着いて、その企業を吟味することが大切だ。