「もう限界だ!」…スウォンジーが差別的投稿相次ぐSNSを1週間全てボイコット

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 チャンピオンシップ(イングランド2部)のスウォンジーが8日、クラブ公式サイトを更新し、SNS上で相次ぐ差別への対抗としてあらゆるSNSをボイコットすると発表した。

 スウォンジーはスタッフ、選手、クラブ首脳陣が話し合った結果、現地8日午後5時から「すべてのトップチームの選手、アカデミー・プロフェッショナル・フェーズの選手(U−23、U−18)、スウォンジー・シティ・レディース、コミュニティ・トラスト、クラブスタッフ、およびクラブの公式チャンネル(Facebook、Twitter、Instagram、LinkedIn、YouTube、TikTok、Snapchat)で、7日間、いかなるコンテンツも投稿しないことにする」と発表。差別的投稿に「毅然とした態度で接する」としている。

 また同クラブは「私たちは、選手、スタッフ、サポーター、そして私たちが誇りを持つコミュニティを常に揺るぎなくサポートしており、この問題に対しクラブとして団結しています。また、ソーシャルメディア上で心無い差別を受けた他のクラブの選手たちとも共にいます。ソーシャルメディアの選手やスタッフのメンタルへの影響を強く感じており、私たちの姿勢が差別的投稿の影響をハイライトすることを望んでいます」と声明を発表している。

 さらに、「ジュリアン・ウィンター会長がTwitterのジャック・ドーシー氏、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏にメッセージを送り、ソーシャルメディア企業が、悲しいことに昨今では当たり前になりすぎたとてもひどい差別的投稿をした人々に対して、より厳しい取り締まりと処罰を導入することを求めるクラブの姿勢と希望を改めて表明しました」と明かし、「スウォンジー・は、今回の件でご理解いただいたスポンサーやパートナー、そしてEFLに感謝いたします」としたうえで、「もう限界だ!」と強く締めている。