CD Projekt Red
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CD Projekt Redが、人気ゲーム『Cyberpunk 2077』の大規模なバグ修正アップデートとなるパッチv1.2を、1か月の遅延を経てリリースしました。

第1弾のv1.1同様、大規模というだけあって修正項目の数は膨大。なかでも重要なのはスペック的に厳しいPCや、前世代のゲームコンソール、つまりPS4やXbox Oneでのゲームプレイにおいて様々なパフォーマンスや安定性の改善を盛り込んでいるところ。ほかにもNPCが殺されたあとで叫び声をあげたり動いたりする死んでも死にきれないNPCバグや、ゲームの進行上できてはいけないことができる、またはできなければいけないことができない類いのバグなども多数修正されました。

他には、ゲーム機本体のリージョン設定が日本になっている場合に日本語版でないバージョンのCyberpunk 2077をプレイすると、日本国内では必要のない規則が適用されてしまう問題などが修正され、PC版ではAMD製グラフィックスカードでのレイトレーシング処理の有効設定が可能となっています(要最新のドライバー)。

その他、プレイヤーが犯罪を犯すとまるでテレポートしてきたかのように音もなくプレイヤーの背後に現れる警察のキャラクターや、反応がシビアすぎてすぐに事故ってしまう自動車の操縦などに手が加えられることは、3月20日のv1.2リリース延期発表の際にアナウンス済みです。

今回の大規模修正はもともとは2月のリリース予定でしたが延期。ここしばらくの間はゲームに不満を持ったユーザーや株主からの訴訟問題に直面したり、ランサムウェア攻撃によっていくつかのゲームのソースコードが流出、コードをオークションで売りさばくとの脅迫があったりと、CD Projekt Redには困難な状況が続いていましたが、v1.2のリリースによって、ようやく山を乗り越えたと言えそう。バグを気にして購入を控えていたというプレイヤーの皆さんは、そろそろお財布の中身を確認しておいても良い頃合いかもしれません。

Source:Cyberpunk 2077 (CD Projekt Red)