「月経カップ」って知ってる?その意外なメリット

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 あなたは生理のとき、生理用ナプキン、タンポン、月経カップ、どれを使っていますか? きっとナプキンを使用している人は多いのではないでしょうか。

 少し古い調査ですが、2013年に実施されたインターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEによる生理用品に関するアンケート調査では、「ナプキン」は68.0%、「布ナプキン」は5.3%、「タンポン」は21.6%でした。やはり圧倒的にナプキンが多く、月経カップはその他の生理用品に含まれるかと思われますが、2.9%とわずかでした。

 そもそも、月経カップの存在を知らない人もいるかもしれません。月経カップは、膣の中にシリコン製のカップのようなものを入れて、経血をためるもの。フィンランドで月経カップの生産をするルネッテ社の調査では、フィンランドでは10人に1人が月経カップを使用しているようです。

 月経カップを利用する理由の1位は「環境にいいから」、2位は「つけ心地がいいから」、3位は「使いやすいから」とのこと。日本人には、どれも浸透していない考え方ではないでしょうか。月経カップは洗って使い続けることができるので、長く使えて環境にいいことがポイントにもなるようです。

 日本では、タンポンはスポーツ選手に愛用されていますが、月経カップはまだまだ抵抗を感じる人も多いようです。グローバルな使用状況を意識して、一度試してみるのもいいかもしれませんね。