上の子のワンオペ育児をしながら、つわりに苦しむ地獄のような日々でした(apiox/stock.adobe.com)

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初めての妊娠、出産、育児生活を経ると「そろそろ2人目が欲しいな」と考えるママも少なくありません。「2人目不妊」という言葉もある中で無事に2人目を妊娠できると、とても嬉しいものです。しかしそんな喜びもつかの間、筆者は2人目の妊娠が判明してから約2カ月、地獄のような日々を過ごしました。その理由は上の子のワンオペ育児をしながらのつわりです。

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2歳の上の子を抱えながらのつわりは1人目よりはるかに辛かった

1人目の妊娠判明直後も、安定期に入る前の2〜3カ月ほど激しい吐きつわりに悩まされていた筆者。当時も仕事をしていたので相当キツかったものの、今思うと自分の体のことだけを考えられたので、自分のペースでつわりと戦うことができました。

そして2人目の妊娠が判明した昨年初夏。上の子は2歳の誕生日を迎える直前でした。筆者は働いているので、日中は上の子を保育園に預けられ、無理なく過ごせていました。しかし、タイミングが悪いことにつわりが最も辛くなるのは夕方から夜中にかけての時間帯。上の子を保育園のお迎えに行ってから寝かしつけるまでのたった数時間が、とてつもなくキツかったのです。

当時は夜になるとどんな食べ物だろうと胃が受け付けなくなっていたことに加えて、横になっても吐き気が襲ってくる始末。そんな中で家にいれば常に「遊んで、遊んで!」と元気いっぱいで駆け寄ってくる上の子をワンオペで相手しなければいけない状況は、上の子の妊娠時よりもはるかに辛かったです。

とにかくイライラしないことが上の子にとっても自分にとっても大事

食べられないストレスや吐き気、ワンオペ家事育児によって横になれない辛さなどさまざまな苦しみがありましたが、何よりも筆者を悩ませたのは、上の子にイライラしてしまうことでした。

吐き気が辛くて横になっている中で「抱っこして!」「遊んで〜」と常に訴えてくる上の子に対し、筆者は「お母さん、いま具合悪いからやめて!」と怒りっぽくなってしまったこともしばしばありました。しかし、筆者の態度によって子どもはさらに機嫌が悪くなってイヤイヤグズグズに。つわりの苦しさからイライラしたり何も悪いことをしていない子どもを怒鳴ったことで自己嫌悪に陥ったりして、精神状態は最悪でした。

イライラして上の子に当たってしまうなんて親として最低です。そのため、つわりが始まってから導いた結論は「なによりも自分が楽になることが、にとっても上の子にとっても大事!」ということでした。とにかくつわりが辛い“今”を乗り切るため、自分を甘やかせるくらいの心づもりを持つことがとても大事だと身をもって実感したのです。

夫や親に頼れない時はシッター家事代行サービスも必要経費

筆者の夫は激務の会社員のため、平日は朝早く出勤して家に帰ってくるのは子どもを寝かしつけた後。土日も仕事が入る時もあったので、基本的には育児の戦力にまったくならない状況でした。また、双方の親も遠方に住んでいたり高齢だったりして頼れません。

そのため、どうしても、つわりで辛くてたまらない時には「お金で解決しよう!」と積極的に家事育児の外注サービスを使っていました。上の子のお世話のためにベビーシッターを頼んだり料理の作り置きをしてもらえる家事代行サービスをお願いしたり。時には上の子が保育園に言っている平日昼間に洗濯や掃除の家事代行サービスもお願いして、筆者はベッドで横になって休む日もありました。

また、キッチンに立って料理をするだけでも気持ち悪くなっていたため、上の子の晩御飯の用意もできるだけ簡単に済ませることを心がけました。普段はできるだけ手作りのものを食べさせようと頑張っている筆者ですが、この時期ばかりは「そんなこと気にしていてはやっていけない!」とスーパーのお惣菜や冷凍食品などを多用。

体調によってはスーパーに行くこともできない場合に備えて、食材の宅配サービスも使いながら、「なんとかして上の子にご飯を食べさせる」ことを優先する生活スタイルになっていました。当時は1日1日をやり過ごすだけで精一杯だったので、今となるとこうした外注サービスや食費は、今だけの必要経費だと諦めることの大切さを実感します。

自分が寝ながら子どもと一緒にできる遊びをする

上の子を抱えながらのつわり中に筆者を悩ませたのは、食事面だけではありません。寝かしつける前まで、どう家の中で過ごさせるかは毎日本当に大変でした。

それまでは上の子は寝つきが悪いため、布団に入ってすぐにグッスリ眠ってもらうように寝る前に家の中で一緒に体を動かしたり絵本の読み聞かせをしたりしてから寝かせていました。しかし、つわりがあるとそれらも十分にできません。

そのため、自分が横になった状態でできる遊びを取り入れることに。具体的には絵本の読み聞かせや人形遊びを、子どもと一緒に寝っ転がってやっていました。また、体調があまりにもひどい時には普段は見せないようにしているテレビやYouTubeを見せながら自分は横になっていました。

いつものように一緒に遊んであげられない申し訳なさを上の子に感じていた筆者。しかしその分、自分も堂々と横になれる寝かしつけの際にはなるべく上の子とコミュニケーションを取るようにしていました。

「お母さんの具合がよくなったら、たくさん遊ぼうね」「来年は赤ちゃんが生まれてくるんだよ」。今は本当に辛いけれども、下の子が生まれてくるまで上の子と二人きりで過ごせる貴重な時期だと捉える時間に充てていました。

辛い時期を乗り越えたからこそ思うこと

こうして2歳前後の上の子を抱えながらの妊娠に伴うつわりは約2カ月半続きました。今となると想像以上に辛いものでしたが、乗り越え方を自分で考えたり方法を模索したりしたことで、筆者自身の育児能力や生活力は確実にアップした気がしています。

そして、つわりを乗り越えることだけにとどまらず、頑張り過ぎずに自分を上手に甘えさせることや上の子への思いやりに集中できました。これは下の子が生まれてから始まる2人育児生活にも通じることだったので、あらかじめ経験できたことも結果としてよかったです。

上の子のお世話をしながらの妊娠とつわりに苦しんでいるママにとって、筆者の経験が少しでも役に立てばいいなと思います。

(まいどなニュース/BRAVA編集部)