カーエアコンは結構汚い!? DIYで簡単にできるフィルター交換方法

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外気からのホコリや花粉の侵入を防ぐカーエアコンの「フィルター」

 春が近づくこの時期は、花粉などのアレルギー物質の飛散が増える悩ましい季節です。

 クルマの走行中に飛来する汚れは花粉だけでなく、砂やホコリ、虫などもありますが、そういった物質が車内への侵入をカーエアコンの「フィルター」が防いでくれています。

カーエアコンは年中使う機能だけに清潔に保ちたい

【画像】衝撃! フィルターはこんなに汚れてる! 自分でできる交換法とは(14枚)

 しかしエアコンフィルターは奥まった場所にあることから、1度も交換されずに放置されてしまうことが多いといいます。

 花粉の飛散が増える前に対策しておきたいところですが、カーエアコンのフィルターを交換するタイミングはいつが良いのでしょうか。

 輸入車を中心に取り扱うカーショップ代表のN氏に聞いてみました。

「普段見えない部分のパーツは、とかく交換やメンテナンスが疎かになりがちで、カーエアコンのフィルターも交換するのを忘れやすいパーツです。

 古いフィルターを取り外してみると、ホコリや花粉だけでなく、小さな落ち葉や髪の毛など、車内に入り込みそうな汚れがたくさん付着していることが分かります。

 エアコンを内気循環モードにしていても車内を浮遊するホコリや花粉はフィルターに蓄積していきます。そして、汚れが溜まりすぎると十分な効果が期待できず、結果的に汚れた空気が循環しているだけになってしまうのです。

 メーカーが推奨する交換時期は1年または1万kmから1万2000kmとなっており、使い方にもよりますが1年に1回は交換するといいと思います」

 汚れが付着したまま古いフィルターは目詰まりした状態なので、使い続けるとエアコンの効きが低下するだけでなく、付着したゴミにより悪臭の原因になるので、定期的に交換しましょう。

 カーエアコンのフィルターはディーラーに手配を頼むこともできますが、自分で交換することもできます。フィルター自体はカー用品店やインターネットでも購入可能です。

 注意したいのは、自分の車種に適合するフィルターを購入することです。

「自分のクルマに適合していれば、純正にこだわらなくても大丈夫です。装着可能なフィルターは調べれば品番まで分かります。

 使用している素材や機能によって価格は違いますが、2000円から高くても5000円程度です。高性能フィルターは価格が高いのは当然ですが、安くても新しいものを定期的に交換したほうがいいと思います」(前出のN氏)

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 最近では、花粉だけでなくPM2.5といった微細な粒子までキャッチできる防塵性を強化したものや、活性炭を使用し防菌・防カビ効果が期待できるもの、脱臭効果のあるものなど、さまざまなフィルターが販売されています。

 価格を優先するのか、花粉などのアレルギー物質対策済みの防塵性などを優先するのか、用途によって選ぶことができます。

カーエアコンのフィルターをDIYで交換してみた

 自分でフィルターを交換するにはどのような手順となるのでしょうか。N氏のアドバイスを受けながら実際にやってみました。

 まずはフィルターが設置されている場所を確認します。ほとんどのクルマは、グローブボックスの奥に配置されています。

グローブボックス奥にエアコンフィルターが配置されている

「ツメでカバーが取り外せる場合もありますが、車種によってはビスで止められている場合もあるので、適合するドライバーやレンチ、ペンチなどを用意しておくとスムーズです。場所が分かりにくい場合は、取扱説明書で確認してみてください」(前出のN氏)

 次に交換する新品のフィルターを用意します。パッケージなどで、自分のクルマに適合しているかを改めて確認します。

「同じメーカーでも、適合しない車種もありますので注意が必要です。品番まで把握しておけば交換のタイミングで間違えることはないと思います。またフィルターは装着する向きが決まっているので、これも間違えないようにしてください」(前出のN氏)

 グローブボックスの奥にあるフィルターのカバーを開け、古いフィルターを引っ張り出します。

「古いフィルターはゴミやホコリなどが付着していますので、手袋などを使用するといいです。そしてゴミを落とさないように優しく取り出せばOKです。もし可能でしたら、取り外したついでにグローブボックス内を掃除機などで清掃しましょう」(前出のN氏)

 そして交換するフィルターの向きを再度確認し、正しい向きでセットします。あとは開けたときと逆の手順でカバーを閉じ、ビスなどで固定すれば終了です。

 メンテナンスが苦手な人でも30分もかからずに作業できます。実際に筆者(金田ケイスケ)も30分かかりませんでした。

「長年交換していないとカバーを固定しているビスが固くなっていたりするケースも多く、またパーツ自体が壊れやすい樹脂製も多いので、力ずくで開けないようにしてください」(前出のN氏)

 古いフィルターと新品を並べてみれば、いかに汚れていたかが分かります。フィルターの隙間には綿ボコリや細かい毛などがかなり大量に付着している状態でした。

 現在のクルマに乗り換えてから2年あまりですが、いかに汚いフィルターでエアコンを使用していたかが分かります。

 ちなみに費用はフィルター本体が3000円弱でした。ディーラーなどに頼めば工賃が加わりますが、それでも全部で5000円程度でしょう。

 自分で交換すればディーラーより安く済みますし、メンテナンスが苦手な人でもそれほど手間がかからず交換できるのでオススメです。

 年間を通じて使用するカーエアコンだけに、フィルターを交換して清潔な車内を保ちましょう。