タレントのマツコ・デラックスと歌手・俳優の星野源が、きょう6日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『マツコ会議』(毎週土曜23:00〜)で、仕事の向き合い方について語り合う。

星野源=日本テレビ提供


前回の放送では、マツコが星野の孤独と変態性に迫り、「ぐるぐる回っている洗濯機を見ながら孤独感にさいなまれる」という2人に共通するエピソードも飛び出し、表現者ならではの“孤独感”についてディープに語り合った。

今回は、星野からマツコに逆質問。「マツコさん、これからどういう風にしたいかとか、考えもあるんですか?」という質問に対し、「(最近)アタシ、本当に色々と思うところあったのよ。もうちょっと1個(の仕事)にちゃんと向き合いたいと思った。ただでさえ、ギックリ腰で身動きできなくなったりとかしながら、肉体的にも精神的にも衰えがどんどん来るし、その中で今と同じ分量を今と同じコンディションでやり続けることも難しくなった。その中でもうちょっと1個のことに対してちゃんと向き合わないとバチが当たるなぁ…と思ったの」と、数多く抱えている仕事を整理して、もっと1つ1つの仕事に真摯(しんし)に向き合いたいと考えているという。

そんなマツコに、星野も「すごくわかります」と共感。さまざまな仕事をこなしながらコンサートツアーを成功させた後に“燃え尽き症候群”のようになってしまった経験から、今は1つ1つの仕事に誠実に向き合いたいと思うようになったと語る。

さらに、2人の話題は“人生の転機”における「運命的な出会い」にまで広がる。マツコは28歳の時に思いきって仕事を辞めたと言う。自身を「自我を表現に変えないと生きていけない人間」と分析し、そんな自分を追い込むためだったと振り返る。

マツコ「人生の変わり目で手を差し伸べる人がいるんだなっていうのは、すごく感じてる」

星野「うんうん。すごく分かります」

マツコ「そうなると人生ってすごく変わるし、何があるか分かんない」

星野「その手って、1回逃しちゃうともう来ないですよね」

マツコ「来ないね。うん」

星野「僕に『歌を歌いなよ』って言ってくださったのが細野晴臣さんで『一緒にやろうよ』って言ってくれたんですよ。でもその時期自分はもう歌が恥ずかしくて仕方なかったのでホントは歌いたくないって気持ちだったんですけど、ちょうど29で、僕は30になって歌わなかったら、きっと一生歌わないだろうなと思ったんですよね。その時に、もう勇気を出して、手を握ってホントに良かったなぁ…と思いますね」