2017年には美瑛・色彩の丘へ

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柴犬2匹の仲睦まじい姿や、旅行好きの飼い主さんと日本各地を旅する写真に「かわいすぎる!」とファンになる人が急増中の「豆柴なつ&ふゆ」(Instagramアカウント@mameshiba.natsuinu56)。2020年10月には、日本47都道府県を訪れた柴犬であることから、「旅柴」としても話題を集めている。そこでウォーカープラスでは2匹の旅の軌跡を連載として追いかける。

【写真】セントバーナードと並んだ豆柴なつ&ふゆ。大きさの違いがよくわかる

第1回目は飼い主さんも「ペット連れの旅行には1番おすすめ!」とイチオシする北海道旅行の様子をお届け。かわいい2匹の写真はもちろん、ペット連れ旅行について熟知する飼い主さんのおすすめポイントも交えながらご紹介!

■日本最北端の地「宗谷岬」にも足を踏み入れた!

甘えん坊で、何より食べることが大好きな赤柴の「なつ」と、人見知りはしないが懐くとツンデレになるという黒柴の「ふゆ」。

「柴犬は敏感で怖がりな性格の子が多いんですが、なつ&ふゆはおっとり系。飛行機などに乗っても音で怖がったりしないので旅に向いている性格なのかも(笑)」と、飼い主さんお墨付き(?)の「旅柴」として全国各地を巡っている。

飼い主さんが「ペット連れ旅行には一番おすすめです!」と教えてくれたのは、北海道。2016年になつは2回目の旅行(初旅行は和歌山)、ふゆは初旅行で、2匹そろっての初めての旅行という思い出深い場所でもあるそう。

飼い主さんと2匹とは茨城・大洗まで車で向かい、そこからフェリー「さんふらわあ」に乗船して北海道へ。通常のフェリーにはペットルームがあるのが一般的だが、「さんふらわあ」には「ウィズペットルーム」が備わっていて、ペットと同じ部屋でずっと過ごせるのが魅力なんだとか。さらにキレイで広い無料ドッグランも併設されているという。

船の上でも快適に過ごしたなつ&ふゆが北海道の地に降り立ち、向かったのは美瑛にある「青い池」。神秘的な青色の池はパワースポットとしても人気を集めている。

さらに日本で数少ないマリモが生息する湖・阿寒湖に訪れたり、千歳市にある支笏湖では、カヌー体験にもチャレンジした2匹。

「穏やかな流れで、透き通った美しさの湖だったため、ふゆは魚を獲ろうと身を乗り出していました(笑)」と飼い主さん。好奇心旺盛なふゆにとっても、カヌー体験は新鮮だったよう。

そして、断崖絶壁の岩肌が壮大な層雲峡をはじめ、リゾート地として知られる層雲峡温泉や、日本最北端の地とされる宗谷岬にも足を伸ばした。

ほか、洞爺湖では支笏湖が一望できるサイロ展望台へ。風が気持ちよかったため、洞爺湖沿いを散歩していたところ、水が苦手ななつ&ふゆは湖に近づくと全力拒否の体勢に。支笏湖でのカヌーは楽しそうだったが、体が水に濡れるのはNGのようだ。

函館山では旧イギリス領事館などの歴史的な建造物や函館朝市へおでかけ。海の風が吹く函館レンガ倉庫沿いをお散歩すると、のびのびと気持ちよさそうに歩いていたそう。

また、札幌にある北海道有数の温泉街・定山渓のペット連れOKの宿では、畳の部屋があったそうで「なつふゆはテンションが上がってはしゃぎ回って、ずっとじゃれ合っていました」と飼い主さん。遊び疲れて2匹仲良く寝落ちしてしまった姿もほほえましい。

それから飼い主さんがブログを通じてお友達になったという柴犬の飼い主さんと会うことに。現地で柴犬の柴子とも仲良く遊んだという。一般的な柴犬と比べると2匹の小ささがよく分かる。

飼い主さんにペット連れ旅行で北海道がおすすめな理由を聞くと、「北海道はペット専用の宿泊施設が数多くそろっているからおすすめです。宿を選ぶ際には、トイレシーツや餌をあげる器があるかどうかもチェックしますね。特にトイレシーツはかさばるので、現地にあるかないかで、荷物をコンパクトにまとめられるどうかの鍵になってきます」と、宿選びのポイントまで教えてくれた。

■絶景スポットの離島・利尻島へ!無料ドッグランも北海道の魅力

2017年には16日間かけて、利尻島や礼文島など離島にも訪れたという2匹。

「利尻島、礼文島へは、北海道の中心部から車で5、6時間かかけて離島へ向かうフェリー乗り場のある稚内まで向かいました。立ち寄りスポットもない広大な道をただひたすら走るので、アクセスはひと苦労しました」

現地の人でもなかなか訪れないという離島にも旅行したとなつ&ふゆ。利尻島では“最北の富士山”と言われる利尻富士、礼文島では島のなかでも圧倒的な透明度を誇る澄海岬などの絶景に触れた。そのほか、「この世の果て」と呼ばれる野付半島のトドワラや、知床半島のカムイワッカ湯の滝に行ったりもした。

自然豊かな場所であるのはもちろん、飼い主さんが犬連れ旅行で北海道をおすすめする理由がほかにもあるという。

「北海道はSAや道の駅など、いたるところに無料のドックランが併設されているんです。関西だと有料で広さもそこそこ。でも北海道は天然の芝生がどこまでも広がっていて、きれいなんです。そこでなつ&ふゆも気持ち良さそうに走り回っていました。旅行となると移動が多いので、窮屈な思いをさせることもあるんですが、ドッグランで定期的に休憩したりリフレッシュさせて、ストレスなく2匹も過ごせていましたね」

広大な北海道でのびのびと過ごしたなつ&ふゆ。そんな2匹の旅はまだまだ続くのだった。

※当記事は過去に旅した写真を交えて構成しています