2021年2月24日に、スーダンの航空会社であるタルコ航空の飛行機の運航中に、ネコがコックピットに侵入するという事件が発生しました。コックピット内で暴れ回るネコに手が付けられなかったため、飛行機は空港に引き返して緊急着陸したと報じられています。

(قطة) تتسبب في عودة طائرة سودانية من الجو اضطرارياً - صحيفة السوداني

https://www.alsudaninews.com/ar/?p=113987

In mid-air cat-astrophe, feline attacks pilot forcing plane to divert back | Trending News,The Indian Express

https://indianexpress.com/article/trending/bizarre/cat-enters-hijacks-cockpit-attacks-pilot-in-sudanese-plane-forcing-plane-to-divert-back7212651/

Stray cat forces Sudanese passenger plane into emergency landing - NZ Herald

https://www.nzherald.co.nz/travel/stray-cat-forces-sudanese-passenger-plane-into-emergency-landing/IGOX33JVJSUATOIQYPS26LFVL4/

Cat takes over cockpit on Tarco Airlines flight in Qatar, forces emergency landing | Newshub

https://www.newshub.co.nz/home/travel/2021/03/cat-takes-over-cockpit-on-tarco-airlines-flight-in-qatar-forces-emergency-landing.html

2月24日、スーダンにあるハルツーム国際空港からカタールの首都・ドーハに向かっていた航空機の3T-234便が、離陸から30分後にネコが原因のトラブルでハルツーム国際空港に引き返しました。伝えられるところによると、ネコはコックピット内で暴れ回り、機内の関係者に攻撃を加えたそうですが、重傷者は確認されていません。



乗客がネコを機内に持ち込んだことが確認されていないことから、問題のネコはメンテナンス中に機内に迷い込んだ野良ネコだとみられています。スーダンの日刊紙であるAl-Sudaniは、問題が発生したボーイング737型機が、機内の清掃やフライトの準備のため格納庫に1晩停泊していたと報じました。なお、飛行機が緊急着陸した後のネコの足取りは不明とのことです。

ニュージーランドのニュースメディアであるNewshubは、「ハルツーム国際空港の空港コードは偶然にも、ネコが怒ったときの時の『シャー(hsss)』という声と同じ『HSSS』です」と指摘しました。

飛行機内にネコが侵入して問題になるという事件は、過去にも発生しています。イスラエルでは2月7日に、同国の航空会社であるエル・アル航空の飛行機にネコが侵入し、その時の騒動が元でコックピットの一部が破損してしまいました。



また2012年には、ネコがエア・カナダの航空便のコックピットに入り込んで、離陸に遅れが生じました。この時のネコは乗客が持ち込んだものでしたが、ケージから脱走してコックピットに侵入してしまったとのこと。最終的にエア・カナダは、乗客全員を下ろしてからネコを回収しました。