中国のポータルサイトに「長い時には3時間も並ばないとたどり着けない、日本の『神が降臨する場所』」として、宮崎県の高千穂峡を紹介する記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・百度に2日、「長い時には3時間も並ばないとたどり着けない、日本の『神が降臨する場所』」として、宮崎県の高千穂峡を紹介する記事が掲載された。

 記事は、高千穂峡が宮崎県高千穂町を流れる五ヶ瀬川にあり、大昔に阿蘇山の噴火によって噴出した溶岩が谷を侵食したのち凝固し、長さ7メートル、高さ80〜100メートルという断崖絶壁を作り出したと紹介。その美しい景色から日本屈指の観光スポットとなっており、古くは1934年に国の名勝・天然記念物に指定されたと伝えている。

 また、日本の神話では天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)が降臨する際に水の流れを荒れ果てた土地へと導いたとの言い伝えがあることから、滝のある場所はしばしば神聖な存在として崇拝されていると説明。数多くの滝が存在する高千穂峡も「神々が降臨する場所」と言い伝えられてきたとした。
 
 そして、高千穂峡を象徴するスポットとして真那井の滝を取り上げ、高さ17メートルの崖上から水が落ちる様子は実に壮観であり、多くのカメラマンが撮影に訪れると紹介。峡谷には遊歩道があり、気軽にかつ安全に峡谷と滝が織りなす絶景を楽しむことができると伝えた。

 さらに、高千穂峡ではボートに乗っての遊覧もでき、さらに臨場感のある風景を見られるとするとともに、特に夏場は涼やかな風と空中を漂う細かな霧が非常に心地よいと紹介している。一方で、ピーク時には遊覧するために3時間待つこともあるため、事前予約をするかピーク時を外して訪れることも考えた方がいいとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)