阪神・佐藤輝明【写真:荒川祐史】

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阪神の佐藤輝は2月18日のDeNA戦でバックスクリーンを越える特大弾

 2月1日から始まった春季キャンプも終わり3月からはシーズンに向けたオープン戦がスタートする。開幕1軍をかけたサバイバルも本格的に突入するが、ここではキャンプでアピールに成功した主なルーキーたちを振り返ってみる。

 最もインパクトを残したのは阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手だろう。実戦でも7試合連続安打を放つなど結果を残し、2月18日のDeNAとの練習試合ではスコアボードを越える特大アーチを放つなど規格外のパワーを見せつけている。三塁、外野と複数ポジションで出場しているが、矢野監督の起用法にも注目が集まりそうだ。

 高卒新人では巨人のドラフト5位・秋広優人内野手が猛アピールを見せた。キャンプ2軍スタートながら打撃でアピールし1軍昇格を勝ち取ると、対外試合では7試合に出場し22打数5安打1打点。球界最長となる身長2メートルの大型新人は開幕1軍を勝ち取ることができるか。

 西武のドラフト6位・ブランドン内野手は2月23日のソフトバンク戦で2ラン、28日のロッテ戦では右翼席へ一発を放つなど自慢の長打を発揮。まだまだ打撃の荒さも目立つが今後の結果次第で開幕1軍入りも十分に狙えそうだ。

 その他にも楽天のドラフト1位・早川隆久投手は練習試合に2度登板し石井監督から「修正能力が非常に高いので、今のところ話すことがない」と言わしめる程。広島のドラフト3位・大道温貴投手も巨人、阪神との練習試合で3戦連続無失点と結果を残し、守護神候補の1人として期待がかかる。

 貴重なサブマリンとして実戦でも結果を残したオリックスのドラフト4位・中川颯、12球団新人最速アーチを放ったDeNAのドラフト2位・牧秀悟内野手など楽しみな“新戦力”は多い。開幕1軍、そして開幕スタメンを手にするルーキーは現れるのか、オープン戦でもフレッシュな選手たちのアピールに期待したい。(Full-Count編集部)