21世紀に最も多くの得点を挙げたDFランキング…1位に輝いたのは?

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 2月27日に行われたプレミアリーグ第26節ウェストハム戦で、マンチェスター・Cは2−1の勝利を収めた。

 公式戦20連勝、またジョゼップ・グアルディオラ監督のキャリア通算500勝目を呼び込んだのは、ポルトガル代表DFルベン・ディアスとイングランド代表DFジョン・ストーンズのセンターバックコンビだった。2人がそれぞれ先制点と決勝点を挙げ、マンチェスター・Cは再び白星を手にしている。

 サッカーの進化に伴い、アシストやゴールを量産するDFが当たり前になる中、移籍情報サイト『tranfermarkt』は21世紀に入ってから、最も多くの得点を挙げたDFをランキング形式で発表。ここでは、クラブキャリアと代表キャリアで積み上げたゴール数が最も多いDFトップ10を紹介する。

10位 ウィレム・ヤンセン(現ユトレヒト)

記録:59ゴール/467試合出場
国籍(年齢):オランダ(34歳)
主な在籍クラブ:トゥウェンテ、ユトレヒト

オランダU−21代表歴を持ち、現在ユトレヒトでプレーする34歳のベテランDFは、2004−05シーズン以来、エールディヴィジ16シーズン連続で得点をマーク。今シーズンはここまで12試合に出場して無得点。残りのシーズンで待望の一発が生まれるか。

9位 アレクサンダル・コラロフ(現インテル)

62ゴール/588試合出場
国籍(年齢):セルビア(35歳)
主な在籍クラブ:ラツィオ、マンチェスター・C、ローマ

プレスキックの名手で、「セルビアのロベルト・カルロス」という異名を持つコラロフ。大舞台に強く、ローマダービーで対戦する両チームでゴールを決めたこともある。ちなみに、FKのコツは「練習あるのみ」。不断の努力の成果だという。

7位タイ セルゲイ・イグナシェヴィッチ(現役引退)

64ゴール/801試合
国籍(年齢):ロシア(41歳)
主な在籍クラブ:ロコモティフ・モスクワ、CSKAモスクワ

ロシア代表の歴代最多出場記録(127キャップ)を保持するイグナシェヴィッチは、2003年から2018年まで在籍したCSKAモスクワで46ゴールをマーク。貴重な得点源として活躍し、同クラブでは計18個のタイトル獲得に貢献した。

7位タイ ヨン・アルネ・リーセ(現役引退)

64ゴール/732試合
国籍(年齢):ノルウェー(40歳)
主な在籍クラブ:モナコ、リヴァプール、ローマ

矢のような弾丸シュートで、印象的なゴールを数多く決めてきたリーセ。リヴァプール時代には、FKをブロックしようとしたマンチェスター・Uのアラン・スミスが着地に失敗し、左足複雑骨折と左足首関節脱臼に加え、靱帯損傷という選手生命も脅かしかねない重傷を負って話題になった。

6位 ナウド(現役引退)

65ゴール/510試合
国籍(年齢):ブラジル(38歳)
主な在籍クラブ:ブレーメン、ウォルフスブルク、シャルケ

ブラジル人選手として、ブンデスリーガ最多358試合に出場したナウドは、高さのあるヘディングシュートや強烈なFKで数々のゴラッソをマーク。2006−07シーズンのフランクフルト戦では、DFとして初のハットトリックを達成した。伝統の“ルール・ダービー”でも6ゴールを挙げている。

5位 ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(現ウェスト・ブロムウィッチ)

66ゴール/691試合
国籍(年齢):セルビア(37歳)
主な在籍クラブ:ロコモティフ・モスクワ、チェルシー、ゼニト

抜群の勝負強さを武器に、数々の決勝点を上げてきたイヴァノヴィッチ。公式戦400試合近く出場したチェルシー時代には通算で34ゴールを記録し、ジョゼ・モウリーニョ監督も「クラブ史上最高の補強選手のひとり」と賛辞を惜しまなかった。ウェスト・ブロムウィッチに加入した今季は得点がないが、必ずやネットを揺らすはずだ。