ありあまる自由度に魅了される人が多い!

 新型コロナウイルス感染症が猛威を奮うなかで自家用車への注目が再び集まっている。なかでも密を避け、プライベートな空間を楽しむことができる車中泊系はとくに熱視線が集まっているジャンルと言えるだろう。

 そんななか、にわかに話題を集めているのが「バンライフ」というもの。これは簡単に言ってしまえば、バンを生活の拠点とし、旅をしながら暮らすライフスタイルのことだ。

 キャンピングカー生活と大きく異なる点は、キャンピングカーはキャンプを楽しむために使用するものであり、バンライフはバンが生活の拠点となるというところだろう。つまり、キャンピングカーはレジャー、バンライフはその名の通りライフ(生活)というわけだ。

 といっても、バンライフを行ううえでは収入は必要不可欠なもの。そう考えたとき、現在の「リモートワーク」はバンライフに打ってつけであり、電源とネット環境さえ整っていれば仕事ができる業種に就いている人なら、明日からでもバンライフを始めることも不可能ではないといえるだろう。

 ただし、当然ながら自動車に乗って生活を行うため、車両を駐車するスペースの問題やクルマのメンテナンスといった問題もないわけではない。

 そもそも自動車は車庫証明を取得して、陸運局に登録をしなければならないため、完全に生活拠点をクルマだけにする、というのはなかなか難しい法律的な問題があることもまた事実。

 それだけに、どこかに住む場所は確保しながらも、1年の大半をバンに乗って移動しながら仕事をこなして趣味も楽しむ、というスタイルが現実的と言えるだろう。

 もちろん、基本的には車内ですべてのことをこなさなければならなくなるので、メディアなどで取り上げられている楽しそうな部分以外に、つらい部分も出てくるとは思うが、それを補ってもあまりある自由度に魅了される人が多いのも“バンライファー”が増えていることが物語っているのだ。