1万円台で買える大容量バッテリーの実用スマホ モトローラ「moto e7 power」

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スマートフォンと言えば、高機能モデルが話題となり、ニュースなどでも大きく取り上げられます。
機能やスペックも高く、高速通信5G対応、4カメラ搭載、折り畳みディスプレイなどで、価格は20万円を超えるといったモデルも多くなっています。

一方、エントリークラスのスマートフォンもしっかり種類が増えてきており、各メーカーから魅力的なモデルが多数発売されています。

最近もエントリークラスのスマートフォンで個性的なモデルがリリースされました。
モトローラ・モビリティ・ジャパンの「moto e7 power」です。
価格は1万6800円(税込)。
廉価版ながらも、5000mAhの大容量バッテリー、6.5インチの大画面ディスプレイと、ハイエンドクラス並みの仕様になっています。

写真で紹介します。


moto e7 power


ただ、コストダウンのため、メモリー2GB、ストレージ32GBと、昨今のエントリークラスの中でも最低条件になっています。カメラは、リアカメラは二眼で、メインカメラ13MP、マクロカメラ2MP、インカメラ5MPと控え目な仕様になっています。


リアカメラ


SIMスロットはDSDV対応デュアルSIM仕様で、一つのスロットはmicroSD兼用で512GBまで使用可能です。LTE対応で、対応バンドは1/2/3/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41となっています。OSはAndroid 10になっています。


SIMスロット


実際に使ってみると、大容量5000mAhのバッテリー駆動時間は強力で、数日の利用が余裕でこなせました。カタログ値では、音楽再生約76時間、Web閲覧約12時間が可能となっています。


ChromeでのWebサイト表示例


ただし、USB-Cの充電仕様が10Wまでのため、PD充電による急速充電は対応しておらず、5V2Aまでの充電となりますので、充電時間は長めになります。


USB-Cスロット


また、搭載メモリーやストレージがすくないため、利用するアプリを絞り込んで使う方が良いでしょう。ハイエンドスマートフォンのように、パソコン並みに何でもこなす、というより、日常利用など、実用モデルとして活用する人にお勧めのスマートフォンです。


執筆 伊藤浩一