フラれて”ヤケ泳ぎ”の後、ジムで死にかけた。22歳女性の恐怖体験

 恋人と別れたり、仕事で理不尽なトラブルに巻き込まれたとき、あなたはどんな行動をとりますか? 溜まったうっぷんやストレスを吐き出すために、浴びるようにお酒を飲んだり、お腹がはちきれそうになるまでひたすら食べ物を詰め込むような、ヤケ酒・ヤケ食いをしてしまう人も少なくないはず。体に悪いと分かっていても、どうしてもその手を止められないときってありますよね。

「昨年の春、4年間付き合っていた彼氏に一方的に別れを切り出された」という飯田美優さん(仮名・22歳)が手を出したのは、なんと“ヤケ泳ぎ”と“ヤケサウナ”でした。一見体によさそうですが……彼女はこれらの“ヤケ行動”のせいでとんでもない目に遭ってしまいます。

◆ヤケ酒、ヤケ食いの代わりにジムで発散しよう!

「周りの友達で、失恋したときにやさぐれた心を慰めようと、お酒や過食に走る子が結構いたんです。朝まで飲んだり、浴びるように飲んだあと新宿の歌舞伎町の朝からやってる激辛タイ料理屋で叫びながら大量に食べまくったり。それに私もよく付き合っていました。

 自分も彼氏とケンカしたときとかに経験ありますし、それはそれで楽しいんですよ。でも、ふと我にかえったりひどい二日酔いでのたうち回っていると『あたし何やってるんだろう』って、失恋に加えて自己嫌悪がダメージとして乗っかってくるんです」

 たしかにふと我にかえったとき、部屋中に酒の缶や食べつくしたカップラーメンのゴミやお菓子の袋が転がっているとさらにテンションが落ち込みます。なんでしょうね、あの負のスパイラル……。

 失恋のダメージを受けつつも、これまでの経験から「ヤケ酒、ヤケ食いは絶対にしない!」と誓っていた飯田さん。そこで目をつけたのが、当時会員になっていたスポーツジム。“密”を避けながらプールでひたすら遠泳しつつ、サウナに入りまくるというストレス解消法だったそうです。

◆水の中で思いっきり泣いてスッキリ、のはずが……

「名付けて、ヤケ泳ぎにヤケサウナです(笑)。これなら怒りやうっぷんをぶちまけても、やればやるほど体に良さそうだし。ゆっくりなペースですが、1時間半はほぼ休みなく遠泳していました。泳いでる途中にフラれた瞬間のことを思い出したり、彼との思い出がフラッシュバックするんです。でも、水の中だから思いっきり泣けるんですよ。だから心も体もスッキリするし、ヤケ泳ぎ最高! って、思っていました……」

 プールの後は施設内のサウナに。サウナに入って15分、ゆっくりと体に“異変”が起き始めます。

◆サウナで危うく、命を落としかねない状態に

「普段なら熱くて10分以上は入れないのですが、たくさん泳いで体が冷えていたんだと思います。それに深夜帯でだれも人がいなかったから、ごろんとマットの上に横になって軽く眠ってしまったんです。そしてちょっとうたた寝をして、時間を確認するために起き上がろうとしたら……体がまったく動かなくなっていました。ほんと、あの感覚は恐怖です」

 その原因はズバリ、脱水症状。

 水中でも体の水分は汗となって出ていきます。それに飯田さんは遠泳中もろくに水分補給をせずに、そのまま長時間サウナへGO。サウナ室での睡眠は場合によっては動けないだけでなく、声も出せないほど重度の脱水症状におちいる可能性もあるそうです。過去には有名人がサウナ室で脱水症状を起こし、救急搬送されたという報道もありましたね。「ヤケになっているとはいえ、今思い返すだけでゾクっとします。そのときはたまたま見回りの女性スタッフさんが声をかけてくれて助かりましたが、運が悪ければ『失恋してヤケ泳ぎして、挙句の果てにサウナ室で失神!』……それどころか、命を落とすという最悪の事態になっていたかも。友達には笑われましたが、正直笑えないですよね」