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仕事場じゃないところで出会いませんか！

色恋どころか他人と会うことすらロクにない生活に突入し、早くも1年が過ぎましたが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。僕は昨年から継続するノー会食（1年経過）とノー合コン（そもそもの話としてずっとないが）を貫き、このコロナ禍を楽しくたくましく生き抜いております。

そんななか、あの女性が合コンへ繰り出したという情報をキャッチしました。女性のお名前、安藤美姫さん。最近は日夜Clubhouseなるアプリに出没し（YouTubeとLINEの立場は…）、経営者たちとの交流やマイメロちゃんのモノマネで盛り上がっていると評判のミキです。

「ミキが合コンだと！？」

僕は「走れメロス」の主人公メロスのように立ち上がり、心で現場へ向かいます。もはやロシアのサイトでエリザベータ・トゥクタミシェワさんの画像を漁っている場合ではありません。咎めだてする気は毛頭ないけれど、厳しい目でこの合コンを見守らねばならない…そんな気持ち。渋谷駅で人通りの多さをチェックしている輩と同様「お前こそ来るなよ」という厄介者なのかもしれませんが、一度走り出したロマンティックは止まらないのです。

ミキが赴いた合コンはテレビ朝日で放送される「ヒロミ・指原の恋のお世話始めました」なる番組内でのものだといいます。タイトルの時点で「令和ではない」という気配も漂いますが、要するに「ねるとん」です。まぁ僕も嫌いではありません。今の少年少女には想像もつかないでしょうが、昭和の時代には芸人をバスに閉じ込めてクレーン車で水に沈めて遊んでいたりしましたからね。むしろ色恋ネタぐらいライトなものです。

↓ミキは「初めての合コン」であるという公式見解です！

まぁ確かに「合コン」ってタイプには見えない！

いくときは最初から「1VS1」という印象！

ApexとかPUBGではなく、スト2やバーチャのタイプに見える！全然伝わらないたとえかもしれませんが！

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男女4対4で集められて自己紹介⇒第一印象チェック⇒ツーショットタイム⇒告白タイムと進んでいくクラシックスタイルでの番組構成。天の声として見守るのはとんねるずではなくヒロミさん（B-21スペシャル所属／兵器の名前で不謹慎）＆指原莉乃さん（さしはらちゃんねる所属／インターネット黎明期のチャンネル名）ですが、基本的にやることはまったく同じです。最後の告白タイムのやり方が「目の前で手を出す」ではなく「LINEでメッセージ」になったというだけ。制作サイドが一周まわった年代になってきたのかもしれませんね。

男性側には武井壮さんなどダミー感あふれるメンバーが集い、女性側にはミキのほかに元フジテレビアナウンサーの大島由香里さんが居並んでいます。「4分の2が界隈か…」と観察対象が増えることに若干の戸惑いも覚えつつ、全集中・ミキの呼吸で見守る構えです。多少セクシーな格好の参加者が混ざっていたとしても、さっきまでリーザの画像を漁っていた僕には何の影響を与えることもありません！

↓この日のミキは一段とキレイです！

武井壮さんと並ぶと、トレーニングの話しているみたいに見えますが、違います！

初めての合コンに挑戦中です！


ミキは自己紹介で「カフェ巡りが好き」と言い出し、いきなり実家へのさりげない誘導から開始するという攻めの姿勢。別の番組でやっていた「フワちゃんの格好をさせられる」という企画では渋々という感じも見えたミキですが、この日は非常に意欲的です。フェイスシールドの曇りも本気度があってグッド。ミキ以外の参加者からも「今はいろんな意味でフリー」「そろそろ本気でいいパートナーを見つけたい」などのガチ感のあるコメントが聞かれ、番組内合コンとはいってもなかなかの盛り上がりです。

第一印象を確認すると男性陣のうち3名がミキに関心を示している模様。ミキは「半沢直樹」などに出演している俳優の堀丞さんへの関心アリということです。「大前提として男・男、女・女のパターンはなしなのね？」「あ、そう」「ふーん」などと考えてしまうのが令和なのかもしれませんが、まぁいいでしょう。ミキは堀さんに関心があり、堀さんもミキに関心があり、スタートから両想いなのは番組的にはいい滑り出しです。

↓ミキはトークのなかで「こんな男性が好き」というポイントを教えてくれました！
ミキ：「私、結構グローバルな恋愛をしてきたので」

ミキ：「男性のタイプってあんまりなくて、逆に」

ミキ：「私が9歳からスケートをやってきたので」

ミキ：「ひとつのことに信念を持って、目標を持って成長している方」

ミキ：「お互いに一緒に成長して、死ぬまで成長し合える人がいいなと思うのと」

ミキ：「おじいちゃん、おばあちゃんまでずっと一緒に寝てくれる人」

ミキ：「夢を持ってないとつまらない」

「本気のヤツやん…」という感想はさておき、かなり具体的な条件でミキは参加者のハードルを上げていきます。僕などは将来の夢を聞かれたら「そうですね…宝くじで当たった6億円を元手に株式投資をしまして、配当金収入で残高を減らさずに暮らしていきたいですね…」などとノーブルなクズの回答をしてしまうので、いきなり選外という感じも漂います。むしろほかの参加者がため息混じりに漏らした「生き抜くチカラのある人」「会話が成立する人」という条件のほうが近そうです。「全体としてグッと条件は下げてるんだけどピンポイントで譲れない部分がある」というあたり、思わず「がんばれブロークン・ハート」と応援したくなりますよね。

ミキは自身の恋愛観を語るときもにこやかでテンション高めです。「恋愛が演技に出る」という告白にも参加者一同「知ってた」の顔でうなずきます。そうです、よくも悪くもミキは「正直」です。美味しくない料理を食べたときに「美味しいです」というのは下手ですが、よくないことにはよくないとハッキリ言える、まさしく令和の価値観を持つ人。ミキは生まれる時代が少し早かったのかもしれないなと、ふと思います。今ならば、ミキはミキらしく尊重され、リンク外では火の鳥になることなどなく、バンバン4回転を跳んでいたのかもしれないな、と。

迎えたツーショットタイム。ミキは最初のお話相手をドライに受け流すと、二人目のお相手として関心を寄せている堀さんと話し始めます。スタートからミキは表情が違うし、話への食いつき方もまるで違います。堀さんが「フィギュアの演技は（演技の）勉強になる」と言えば、ミキも「（お芝居から）表情のつけ方を勉強している」と応じて、互いの成長感を確認し合っているではないですか。さっきまでのつまらなそうな話ぶりがウソのように盛り上がっています。

さらに、ほかの参加者から「組み合わせ変更」を要望されてもミキは門前払いで応じ、堀さんとの会話に全集中。芝居つながりで「絶対にブロードウェイはオススメ！」と熱弁し、何なら次の休日にニューヨーク行っちゃいますかくらいの盛り上がりっぷりです。くーーー、飛行機飛ばないし、コロナが落ち着くまでは行かせませんけどね！

ミキ組の盛り上がりに比べるともはや他の組み合わせは単なる座談会です。合コンの設定だって言ってるのに「年下に若干のトラウマがある（笑）」「（頑張り過ぎなくていいよのアドバイスに）泣かせにきてます？」「むしろ今のほうが精神衛生上はいい」などの会話で遠い目をし始める参加者もいるほど。まぁそうした相談から恋愛に発展するパターンもあるかもしれませんが、その展開は「ボクらの時代」とかでやってほしいですね！

↓なお、番組では放送前に誰と誰がカップルになるかを当てるとアマギフをくれるという企画もあったとのこと！

こんなんミキと堀さんでアマギフ確定やん！

アマギフもらえばよかったわ！



そして告白タイム。「男性から女性にメッセージを送る」というクラシックスタイルにはもう少し別のやり方もあるんじゃないのかという感想がわいてきますが、まぁいいでしょう。ミキが出演する企画だと「相手のいる島までイカダで到達できたら告白できる」とかの謎設定にされそうですから、クラシックスタイルでいいです。すると早速堀さんは「まだまだ話し足りないので外国の話やお芝居の話ができたら嬉しい」とミキ・ロックオンのメッセージを送り、ミキからは「ぜひよろしくお願いします」とOKのお返事が送られて見事にカップル成立となりました。ミキははにかみながら「（合コン）楽しい！」と締めくくり、堀さんとの記念撮影に臨んだのでした。

↓とりあえずお食事に行って先の展開を探る模様です！

「バカモーン！」
「会食はダメだと言っておる…」
「会食はあと2年くらいダメじゃ…」
「コロナが落ち着いておらんからの…」
「北京五輪のアンバサダーという」
「大事な仕事も控えておる…」
「五輪自体がないかもしれんが」
「とにかく会食⇒●●チンはダメじゃ」
「●●チンの順番を正しく守るべき」
「まずワクチン、それから会食」
「それぐらい待てるようでなくて」
「永遠が誓えるはずもない」
「まぁ何となく好きそうな感じはわかる」
「夢を持った青年」
「若干のヨーロピアンな香り」
「濃いめの感じ」
「ははーんとは思う」
「ただ、今は大事なものだけに」
「集中すべき国難の時期じゃ…」
「1位はひまわりちゃんとミキ自身として」
「2位がスケートかの？」
「まずはそこを最優先に考えたとき」
「会食はダメじゃ…」
「当面はLINE、Clubhouseにて」
「ディスタンス恋愛とし」
「コロナが落ち着くのを待つのじゃ…」
「もちろんニューヨーク行きもダメじゃ…」
「入浴じゃなくてニューヨーク」
「入浴ももちろんダメじゃが…」
「コッチが落ち着いても」
「ニューヨークは落ち着かんから」
「あと5年くらいダメじゃ…」
「向こうは人数を隠蔽しとるらしいからな…」
「ゼロが2年くらいつづくまでダメじゃ…」
「ん？いくら何でも厳し過ぎるじゃと？」
「お前は東京五輪やる気だろ、と？」
「五輪ができて会食ができないなんて」
「そんなバカな話あるか？と」
「バカモーン！」
「コロナに逆らう気か！」
「コロナはな、万能なんじゃ」
「自分に不都合なものを焼き尽くす」
「正義の炎なのじゃ」
「ワシはネットではアクティブで」
「コロナ禍でも元気にお出掛けしとるし」
「外食も旅行も普通にしておるが」
「会社では超絶警戒派をやっており」
「対面での会議や会食、接待等を」
「基本コロナでキャンセルしておる…」
「コロナと言えばキャンセルできる…」
「ワシはこの1年間でそれを学んだ…」
「失態のお詫びすら対面は避けたぞ」
「ZOOM越しのお詫びで済ませたぞ」
「さすがにコレは無理かなーと思ったが」
「コロナだから通ったのじゃ…」
「ワシがここで普通に割り込むと」
「醜い嫉妬みたいに見えるじゃろ」
「でもコロナを持ち出すと」
「正論に見えてくる」
「そういうことだから」
「まずワクチンを待ちなさい」
「それまでは文通と電話で愛を育み」
「本当の気持ちを確かめるのじゃ…」
「あと、ワクチンは2回接種するのじゃぞ…」
「いつになるかはわからんが…」

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ハァハァ……つい熱くなってしまいましたが、まぁ冗談半分本気半分で、ミキにはゆっくりと関係を探っていってほしいなとは思います。そもそも論として、僕は仕事場での出会いというものに懐疑的です。仕事場での恋愛というのも世の中にはあるのでしょうが、それを前提とするのはいろいろな不都合が伴うと思うのです。職場でのセクハラとか、セクハラから生じたパワハラとかも、「恋愛ワンチャンあるかなー？」みたいな優良誤認が遠因だと思うのです。

何の金銭授受も、利害関係もなく、一方が一方をどれだけ邪険にしても何の不利益も発生しない関係性、それ以外においては恋愛はしない。喫煙室以外では煙草を吸わないみたいな感じで、利害関係が発生する場所では恋愛をしない。そういう心構えが必要であろうと。職場で出会ってしまった素敵な人、取材先で出会ってしまった素敵な人、付き合いたいという気持ちは理解できますが、残念ですが出会い方が悪かったと色恋は慎むべきだろうと。

仕事場で出会って恋して結ばれて、という流れが平然と許容されているものだから「ここは女の子あてときましょう」とか「若い女子社員（だけ）増やしたい」なんて邪念が出てくるし、世の中全体がそういう仕組みになってしまうのです。仕事場に色恋は一切ナシ、むしろタブーとするくらいでちょうどいい。先生が生徒に手をつけるくらいの「アカン感」で見守ってちょうどいい、僕はそう思います。仮に何もなくても先生が授業中に色恋の目で生徒を見ていたらアウトであるし、卒業祝いにハグとかし始めようとしたら「は？」と睨みつけるでしょう。仕事場もそうあるべきです。

これがガチ恋なのか、企画の趣旨に応えた演出なのかはわかりませんが、ガチに向かう場合もじっくりと時間をかけて、この出会いからは一回時間を置くくらいの慎重さで向かっていってほしいなと思うのです。「この時点ではそんなつもりではなかったのですが」と言い張れる程度に。その点、僕などは一切の利害関係がない、その辺の石ころのようなものですから。これはミキでも、どなたさまでも、安心していつでもお付き合いいただけるものであるだろうと思います。のちほど公式LINEのほうに今度行きたいカフェ情報とともにメッセージを送らせていただきますので、自動返信以外の応答をお待ちしております！



僕もカフェ巡りが好きなので、いきなり意気投合の可能性を感じます！