「ポケモン デー」サイトの「投票企画 #キミにきめた 結果発表」ページより。画面は上位9位まで。サイトページでは30位までが並んでいる。

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「ポケットモンスター」シリーズの25周年を記念して開催された人気投票「#キミにきめた」の投票結果が2021年2月25日、「ポケモン デー」公式サイトの特設ページで発表された。全898種類ものポケモンのうち、1位に輝いたのはでんきタイプのポケモン「デデンネ」だった。

今回開催された「#キミにきめた」は、ツイッターへの投稿数で人気ポケモンを決定する企画で、投票総数は約118万7000票だった。発表された順位は1位デデンネ、2位チラチーノ、3位ヤミラミ、4位ツタージャ、5位コイルと続く。お馴染みのピカチュウは7位だった。

「コイルがひっそりとピカ様より上」

「コイル」といえば、かつて行なわれたポケモン人気投票の「第一次コイルショック」を思い出す人もいるだろう。2008年、2ちゃんねらーたちが組織票を投じ、子ども受けしづらいポケモン「コイル」を1位にしてしまおうと画策し、2位を獲得したという騒動だ。

今回の人気投票でも、もはやお馴染みとなったコイルへの投票が行なわれる中、健闘したのが「マッシブーン」だ。

筋骨隆々の身体をした蚊のような見た目の「マッシブーン」は、別の世界に住む強い力を持つポケモンの一種「ウルトラビースト」。掛け声入りのBGMが流れる謎の島に住んでおり、バトル中には筋肉を見せつける仕草をするなどコミカルなポケモンで、ネット民の心をくすぐる要素が盛りだくさんだ。

マッシブーンは投票開始から2位に2倍以上の差をつけて1位を独走していたが、結果は第8位となった。この結果を受け、SNS上では健闘をたたえつつ失速を悔やむ声が多く投稿されている。

「デデンネやマッシブーンがランク入りを果たす中、コイルがひっそりとピカ様より上(カントー1位総合5位)取ってるの草だわ」
「マッシブーンが途中押してたけど、結局コイルの方が上なの草」
「ヤミラミが組織票かはちょっと微妙だけどコイルとマッシブーンは確実に大きいおともだちの組織票だって長年の経験から分かってしまうんだよな......『い つ も の』ってやつですね」

「本気で好きな人とネタの人がどっちもいそう」

一方で、幅広い層に愛されるポケモンシリーズだけに、一見ネタで票を集めていると思われるポケモンでも、本当に好きで投票しているファンも多いのではとする投稿も散見される。

「マッシブーンは本気で好きな人とネタの人がどっちもいそう笑」
「もはやコイルの人気は長い年月をかけて本物になったんじゃないだろうか...」
ポケモンはデデンネやコイル、マッシブーンとか一般の人から見たらネタでしかないようなポケモンでも、好きな人はガチで好きだから、そういったネタもガチも交えての今回の投票の仕方はポケモンにしかできないと思うわ」

また、25周年を迎える長寿シリーズだけに、上位にランクインしているポケモンに馴染みのない人もいるなど、時代を感じたとの投稿も目立った。

「コイルとピカチュウしかわかんねぇ 151匹時代の人間なもんで...」
ピカチュウとイーブイはもっと上だと思ってたし知らないポケモンがたくさんで時の流れを感じる...」
「デデンネって何者?!ポケモンは初期の151匹しか分からない」