コロナ禍で会社やキャンパスに通えない状況が続き、友達との対面でのやりとりが難しくなった近年。ただでさえ自由が制限されてストレスフルな毎日で、オンラインでの繋がりが唯一のコミュニケーション手段となった今、コロナ禍ならではの人間関係の悩みが生まれることも。

そこで今回は、Z世代の4名が抱える「友人関係の悩み」を中心に、それぞれの解決策や、自分との向き合い方をお届けします。

【INDEX】


参加者プロフィール
コロナ禍での友達との連絡方法は?
コロナ禍での友人関係の悩みは?
この人とは合わない…と感じたときはミュートも手!?
SNSで友達の活躍を見ると焦りを感じることも…参加者プロフィール

■Anna(23歳)

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■Mao(22歳)

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■Sae(18歳)

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■Kaede(24歳)

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コロナ禍での友達との連絡方法は?

Sae「基本的にはSNSで会話をしていて、特にインスタが多いよ。仲がいい子に関しては、ストーリーズや投稿によく反応するようにしている」

Anna「うん、私もインスタがメイン。親しい人とは、LINEや電話で直接話したりもするよ!」

Kaede「そうだね。私は地方に就職した友達とZoom飲み会をしたり、高校時代の同級生とオンライン同窓会をしたりと、実際に集まるとなるとなかなか難しいようなイベントが簡単にできるようになったことが嬉しい。オンラインならではの良さを実感した!」

Mao「ビデオ電話やZoomは私もしていたけど、最近はお手紙のやりとりが周りで流行っているよ。イギリスはホリデー文化が強いから、イベントごとに手紙を送るのはもちろん、何気ない日常で突然届くこともあって楽しい!」

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コロナ禍での友人関係の悩みは?

Sae「入学早々オンライン授業が中心の大学生活で、新しい友達は正直作りにくい。しかも、コロナ禍でのコミュニケーションは、自ら動かないと生まれないことが多いから、自分の殻を破って積極的にならないと難しいと思う。

私も、自分から見知らぬ人にDMを送るようなアプローチはもともと苦手だったけど、一度成功してからはすっかり慣れた! ただ、DMでは普通に話せても、実際にZoomや対面で話すことになると、いまだに緊張しちゃう(笑)」

Mao「なるほどね。私もオンラインでの新しい出会いはあったけど、そこからの距離の縮め方が難しいんだよね。どこからどこまでを“友達”と言えるんだろう?」

Anna「やっぱり距離感はあるよね。一応オンラインで話してはいるけど、どこまで踏み込んでいいのかわからないのが難しい。

たとえば、授業で何かわからないことがあったとして、今までなら直接聞くことができたけど、文章にしたりすることでタイミングを失ったり、“こんなこと聞いてもいいのかな?”ってためらうことも」

Kaede「そうだね。新しい環境で友達作りをするとき、今までは相手の雰囲気を直接見て、なんとなく仲良くなれそうな感じの人と繋がることができたけど、社会人になって、さらにオンラインという今までとは違う状況で、その“なんとなく”がわからなくなったのがストレスだった。

その代わりになったのが、やっぱりインスタ。ZoomやLINEでは伝わらないその人の個性を垣間見ることができたよ! フィードを見て初めて、『この人ってこんなことが好きだったんだ!』って気づくことも多い。インスタは自己表現のツールとしてはぴったりだから、こんな時代こそ、充実させておくべきなのかも」

Sae「そうだね。でも実際、インスタでは同じような目標を持っている人や、自分と似たタイプの人とは繋がりやすい一方で、新しいタイプの子とは出会いにくいなと実感してる」

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この人とは合わない…と感じたときはミュートも手!?

Anna「コロナ禍で言うと、周りへの配慮がない人とは心の距離を置いてしまうかな。留学中は、金銭感覚が合わない人とは仲良くなれなかった」

Mao「特にみんなのバックグラウンドがわからない留学初期は、金銭感覚の差を感じて苦労したよ」

Sae「そうなんだ〜! 私は話していて、自分が気を遣いすぎていると思ったときは、合わないなって感じる。あと、誰かを非難するような投稿をわざわざするような人は、ミュートしちゃうことも」

Anna「わかる。誰も良い気持ちにならないのに、なんでシェアするんだろう…と思ったときは、私もミュートしちゃうかも」

Kaede「私も、SNSで誰かを非難しているような人はミュートしちゃう。あとは、今はさほど気にならないけど、“私ってすごいでしょ”っていうマウンティング投稿もかなりインパクトはあるよね(笑)」

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SNSで友達の活躍を見ると焦りを感じることも…

Sae「自粛期間中、暇すぎてずっとSNSを見ちゃったんだよね。誰かが頑張っていると、“私も何か投稿しなきゃ”とか、“YouTubeの再生回数、どうすれば伸びるかな”と気づいたら考えていたりと、プレッシャーを感じてしまったんだ。SNSにコントロールされるのは嫌だから、時には距離を置くことが大切かも」

Kaede「私も今はリモートで基本的に家にいるから、たまに“私、今何しているんだろ…”と思うことはある。でも、同じ状況の友達と共感しあったり、相談したりすることで乗り越えられたよ」

Mao「基本的には、『人は人、自分は自分』というマインドを持っているけど、自分と同じような活動をしている友達を見ると、勝手に比較して劣等感を抱いてしまうことも。

でも、誰かを妬んでしまうときって、自分自身に満足できていないことが多い。だから私は、一度インスタから距離をおいたり、本を読んだり、自分と向き合う時間を作るようにしてる!」

Anna「私も。自分の中で何かがうまくいっていないときに、インスタで他人の活躍を見ると不安になることはある。でも、私の場合は一人で考えるとどんどんネガティブになって悪循環に陥りやすいから、友達や家族に自分の悩みを話して、ため込まないようにしてる。

一度落ち着いたら、自分のなりたい像にむけてTODOリストを作って、今足りていない部分を細かく書き出すんだ。どんなに小さなことでも、達成した項目が増えるごとにちょっとずつ不安が取り除かれて、前に進んでいる実感がある。あくまでも自己満足なんだけどね!」

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後半では、みんなの「友達の作り方」や「意外な出会い」の実践編をお届けします。お楽しみに!