実はヴェルダー・ブレーメンは1.FCウニオン・ベルリン戦での敗戦以降、安定感のあるパフォーマンスを見せてきていた。結果だけみてみると3勝1分3敗ながら、そのなかの失点はわずかに4。しかしながら前節のホッフェンハイム戦では、それと同数の失点を喫して完敗。この事態に、フロリアン・コーフェルト監督は「今週は現実的だったよ。ミスについて明確に話し合いをした。これから酷い試合のあとの答えをしめしていかないといけない」と要求。「リーグ戦では引き続き、安定感をみせつづけていきたい。一気に流れが変わることもあるんだ。だから次の試合ではまた違うところをみせないと」と、言葉を続けている。

 残留争いに巻き込まれないためにも勝ち点を確保していきたいところだが、しかしながらその相手として迎えるのが、2021年で最も調子の良いアイントラハト・フランクフルト。最近10試合で9勝1分、先日には王者バイエルンを相手に勝利を収め、チャンピオンズリーグ出場権獲得を目指しているところ。「素晴らしいチームだ。あそこでの戦いは好きだよ。非常にオープンなプレ0スタイルで、アグレッシブ。前向きに戦うよね」と指揮官。「激しい試合となるだろう。」と予想し、「トップチームを相手にする異常は勇気をもつこと。そして明確に守備を行うこと。その難しさを認識しつつ勝ち点を手にしていきたい」と意気込みをみせた。


 一方で水曜日にクレメンス・フリッツSDは、「どれほどのフラストレーションが溜まっているか、それは見て取れるだろう」と選手たちのやる気を評価し、批判点を「単に消化するのではなく、それでいて気持ちを切り替えて」試合に臨むことを指摘。例えば攻撃陣と守備陣が「互いにサポートしきれていなかった」部分の改善を求めながら、「まだ若いからね。そういうこともあるよ」と擁護。そして「絶好調」のフランクフルトを相手にした「大仕事」を前に、「臆するのではなく、信念をもって戦うことだ」と語っている。

【2月26日20:30〜】

ブレーメンの先発予想(12位):パヴレンカ - ヴェリコヴィッチ, トプラク, フリードル - ゲブレ・セラシエ, アグー - メーヴァルト - M.エッゲシュタイン - ビッテンコート - ラシカ - サージェント
負傷,etc.:アウグスティンソン (大腿の問題), エラス (筋肉系の負傷), プログマン (膝蓋腱損傷)
フランクフルトの先発予想(4位):トラップ - トゥータ, 長谷部誠, ヒンターエッガー - ソウ, ローデ - ドゥルム, 鎌田大地, ユネス, コスティッチ - シルバ
負傷,etc.:ヌディカ (出場停止)