日本テニス界期待の17歳 望月慎太郎、ATPツアーデビュー戦はほろ苦い完敗

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23日、「ATP250 シンガポール」(シンガポール・シンガポール/2月22日〜2月28日/室内ハードコート)の男子シングルスで、17歳の望月慎太郎(日本/Team YUKA)がATPツアー大会デビューを果たした。ただ1回戦で予選勝者である世界302位のAltug Celikbilek(トルコ)と対戦し、0-6、4-6で敗れ、ほろ苦いデビュー戦となった。

当時16歳で挑んだ2019年「ウィンブルドン・ジュニア」で、日本男子初のグランドスラムジュニアシングルス優勝を飾った望月。日本テニス界期待の若手で、現在はITF大会を中心に転戦しておりシングルスは世界639位、ダブルスは世界412位。


今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)をもらって出場し、ATPツアーデビューを果たした。相手は世界302位と、ATP250レベルとしては決して高いランキングではなかったものの、639位の望月にとってはまだまだ高い壁だった。


第1セットでは3度のサービスゲームで合計1ポイントしか奪えず、すべてブレークされ0-6で落とす。


第2セット第2ゲームで初めてサービスキープすると、緊張がほぐれたのか、先にブレークされるもブレークバックに成功する。再度ブレークされたものの、相手のサービング・フォー・ザ・マッチでは、2本のマッチポイントをしのいでこれもブレークバック。ただ再度サービスゲームを破られ、1回戦敗退となった。


ほろ苦いデビュー戦となったが、望月はまだ17歳。今後の成長が期待される。


また今大会には望月の他に、日本から世界61位西岡良仁(日本/ミキハウス)、世界109位内山靖崇(日本/積水化学工業)、世界120位ダニエル太郎(日本/エイブル)が出場。


西岡とダニエルは22日に、内山は23日に1回戦を戦い、3人とも今シーズン本戦初勝利を挙げている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「ウィンブルドン・ジュニア」での望月慎太郎
(Photo by Simon Stacpoole/Offside/Getty Images)