カタログに記載されているディーラーオプションなどは可!

 新しいクルマの買い方として注目を集めているサブスクリプション(厳密には購入ではないが)や、残価設定型のクレジット。これは月々の支払い額を一定にできたり、月々の支払額を抑えたりできるため、憧れのクルマやワンランク上のクルマにも手が届きやすいという利点がある。

 しかし、どちらも最終的には車両を返却することが前提となっており(残価設定は買い取ることも可能)、返却時に許容される範囲以上にキズや凹みがあると追い金を支払わなければならなくなる場合もある。

 そこで気になるのが、カスタマイズがどこまでできるのか? ということだろう。せっかくの愛車だから自分好みにしたいと思う気持ちはクルマ好きならだれしも抱くもの。果たしてなにがNGで何がセーフになるだろうか。

 まず、ほぼ間違いなく問題ないものが、ディーラーオプションのカタログに記載されているアイテムたちだ。メーカーにもよるが、最近では、エアロパーツなどはもちろんインチアップホイールや足まわりパーツといった見た目を大きく変えてくれるものもラインアップされているので、こだわり派のユーザーも満足できるだろう。

 また、ナビやオーディオなどもDIN規格のものであれば社外品に交換することも問題ないケースが多い。ただし、最終的には標準のオーディオに戻さなければならないことが多いため、外した純正パーツはしっかり保管しておこう。

 それ以外のカスタムパーツについては、基本的に保安基準に適合したもので元に戻せるものであれば交換OKの場合が多い。

 そのため、車高調整式サスペンションキットや社外アルミホイールなども、ノーマルパーツさえ残しておけば交換して楽しむことも可能ということになる。逆に取り付けに加工や穴開け、ビス止めなどが必要なものは現状復帰ができないためにNGだ。

 つまり、最終的に返却するときにノーマル状態に戻せるものであれば、カスタマイズOKとなるケースがほとんどとなるのだが、なかには部品交換は全てNGといった規約を定めているところもあるので、カスタマイズをしようと思っている人は契約前にどこまでOKなのかをしっかり確認してから実行したほうが間違いないだろう。