テニス界の「悪童」また審判と揉める...でも今回は彼が正しかった!?

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派手なラケット破壊や暴言で「悪童」と呼ばれることもある、世界ランキング47位のニック・キリオス(オーストラリア)が、またも審判と揉め、試合を中断してスーパーバイザーがコートに呼ばれる事態となった。だが今度ばかりはキリオスの言い分は正しかったかもしれない。伊ニュースサイトUBI Tennisなど複数メディアが報じている。

それは現在行われている、「全豪オープン」前哨戦の一つ「ATP250 メルボルン2」(オーストラリア・メルボルン/2月1日〜7日/ハードコート)2回戦でのことだった。Harry Bourchier(オーストラリア)との第2セットの途中で、キリオスがサーブのモーションに入ったところ、既定の30秒以内にサーブを行わなかったとして主審がタイムバイオレーションを宣告した。


驚いたキリオスは主審に言った。「今サーブしようとしてただろう。もうサーブのモーションに入ってたのに、何を言ってるんだ?やってられないよ」その後ベンチに向かい、スーパーバイザーを呼ぶよう要求した。


リプレイ動画を見ると、確かにショットクロックが残り0秒になる前に、キリオスはサーブのモーションに入っていたようなのに、主審がタイムバイオレーションをコールしている。


怒り心頭のキリオスはベンチから主審に文句を続けた。「冗談のつもりか?俺はサーブしようとしてたんだ。テニスの主役は審判だと思ってるのか?お客さんが審判を見に来るとでも?お前はエキストラだよ」


「(ウイルス感染防止策として)俺らは自分でタオルを取りに行って、置きに行かなきゃいけない。それでタイムバイオレーションだって?俺は規則通りにプレーしてたよ」


ともあれ、ほぼ1年ぶりに公式戦に出場しているキリオスは2回戦も勝利し、3回戦では世界25位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦予定だ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP250メルボルン2」でのキリオス
(Photo by TPN/Getty Images)