オ・ジョンヨン(SM C&C提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】韓国での新型コロナウイルス流行のあおりで、事業家として知られるタレントのホン・ソクチョン、俳優のイ・ジョンソク、歌手のカン・ウォンレ、元アナウンサーでタレントのオ・ジョンヨンら、多くの芸能人が経営していた店の閉店を余儀なくされている。

 オ・ジョンヨンは3日、経営していたソウル・麻浦のカフェを閉店することを明らかにした。交流サイト(SNS)で「新型コロナによる(経営の)困難にも愛情で耐えてきたが、賃貸再契約時に予想外のことが起こり廃業を決めた」と伝え、「ここ数日、とてもつらかった」と心境をつづった。

 ホン・ソクチョンは昨年、ソウルの繁華街・梨泰院で経営していた複数のレストランを全て閉店したことを明かしていた。「こんなに人がいない梨泰院は見たことがなかった。梨泰院での全ての歴史が断ち切られるような気がして、家でひとり泣いた」と、最後の店を閉めた日を振り返っている。

 カン・ウォンレは梨泰院で経営していたクラブを昨年11月に廃業した。先ごろ野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表と会って自営業者の被害を訴え、注目を集めた。

 このほか、お笑い芸人のカン・ジェジュン、イ・ウンヒョン夫妻、俳優イ・ジョンソク、お笑い芸人のピョン・ギスらも、新型コロナの影響で経営していた店を廃業した。

 統計庁によると、昨年は非賃金労働者のうち従業員のいる自営業者が前年比16万5000人減少し、従業員のいない自営業者は9万人増加した。自営業者が経営悪化により従業員を解雇して1人で店を切り盛りするようになったり、廃業したりしたためと分析される。