オリックス・西浦颯大

写真拡大

◆ 約3カ月後に退院予定

 オリックスは3日、西浦颯大選手が京都市内の病院で「右大腿骨頭掻爬(そうは)骨移植術を行ったことを発表。今後は、約3カ月の入院後、患部の経過を確認しながらリハビリを行い、競技復帰を目指していくとのこと。

 西浦は昨年11月、厚生労働省の特定疾患に指定されている「特発性大腿骨頭壊死症」と診断されたことを公表。昨年末の契約更改で育成選手として再契約し、その会見の席で「医者から復活の可能性は8割強なく、復活した人はいないといわれたが、僕が最初に復活してやろうと思っている」と復活を誓っていた。

 その後、昨年末に「左大腿骨頭掻爬(そうは)骨移植術」を実施して成功。幹部の経過を確認しつつ、今回の「右大腿骨頭掻爬骨移植術」に至った。自身のSNSを通じてリハビリの様子なども報告しており、「この病気の方々の少しでも力になれたら」と語っていた自身の言葉通り、多くの人に勇気を与えている。

 「特発性大腿骨頭壊死症」は大腿骨頭の一部の血流が悪化し壊死する病気で、原因不明で発症することもあり、厚生労働省の特定疾患に指定されている難病の一つ。過去にはタレントの堀ちえみさん、俳優の坂口憲二さんが発症したことを公表している。