ロンドンブーツ1号2号・田村淳

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 1日の『グッとラック』(TBS系)で、ロンドンブーツ1号2号の田村淳がワイドショーでの議員の発言の取り上げ方に疑問を呈した。

 この日の番組ではまず、先月27日の参議院予算委員会での立憲民主党の蓮舫参議院議員の発言をVTRで紹介した。自宅療養などで亡くなった人たちに対し、菅義偉総理大臣が「たいへん申し訳ない思いであります」と回答したものの、蓮舫議員が「あなたには総理としての自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする思いはあるのか」と語気を強める場面が流された。蓮舫議員の発言には菅総理も「少し失礼じゃないでしょうか」と反論し、新型コロナ対応に全力で取り組んでいることを強調していた。

 この蓮舫議員の国会での感情的な発言に対し、スタジオでは政治アナリストの伊藤惇夫氏が「ある種の挑発行為」と発言したこと、タレントのテリー伊藤が前日の『サンデー・ジャポン』(同)で「人間として未熟、全く成長していない」と発言したこと、そして番組MCの立川志らくが「そんなのは飲み屋でやってくれ」と言ったことなどをフリップを使いながら紹介した。

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 意見を求められた田村も「蓮舫さんがワーッて追及しているところなんて、成人式で暴れている人と一緒だ」と批判した。その上で、「きちんと理論立てて追及する政治家はたくさんいるのに、ワイドショーも取り上げないというのも問題だ」「メディアが未熟だからそういう(感情的な)ところを放送している」「きちんと理論と理論を合わせて、譲歩するところは譲歩する番組がほしい」と持論を述べた。

 田村の発言に対して、ネットでは「逃げる与党の目を覚ますには、舌鋒鋭い追及も必要だ」「野党の批判で首相の答弁も改善されている」などの意見がある一方で、「メディアが未熟だと、ワイドショーでよく言った」「蓮舫は菅イジメにしか映らない」と賛同する意見も多く見られた。

 コロナ禍で有事の今、視聴者も感染を収束させる建設的な議論が見たいのではないだろうか。