現在はマリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:AP】

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今年の殿堂入り選手は該当者なし、米フォーブス誌が次回の殿堂入り選手に注目した

 8年ぶりに選出なしに終わった今年の米野球殿堂。歴代最多762本塁打を放ったバリー・ボンズ氏、通算354勝のロジャー・クレメンス氏、通算216勝のカート・シリング氏らは今年も落選となった。そんな中、米メディアでは早くも次回以降の殿堂入り選手に注目している。

 米経済誌「フォーブス」は、イチロー氏が「一発選出される可能性が高い」と伝えた。2022年に元レッドソックスの強打者デビッド・オルティス、2024年に元レンジャーズのエイドリアン・ベルトレと一発選出が有力視される候補者の名前を挙げ、2025年のイチローについては「2025年、新候補で選出されて殿堂入りが事実上”確定している”のはイチローだ」と伝えた。

 メジャー1年目の2001年に新人王とMVPを同時に獲得。2004年にシーズン最多262安打、2010年連続ゴールドグラブ賞受賞など現役時代の活躍を伝えた。日米通算4367安打(NPB1278安打、MLB3089安打)を記録しており、同誌は「オリックス・ブルーウェーブでの9シーズンを加えると、イチローは他のどの選手よりもプロフェッショナルベースボールでヒットを放った」と日本球界での活躍にも注目している。

 一発選出はもちろんだが、イチロー氏は19年の歴代最多652セーブのマリアーノ・リベラ氏以来の満票選出も期待されている。今から4年後が楽しみだ。(Full-Count編集部)