まもなく、秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚延期発表から3年がたつ。小室圭さんの母・佳代さんと元婚約者である男性との間の金銭問題が一つのきっかけとなり、眞子さまと小室さんの結婚に関する行事は「来年は一連の重要な儀式等が執り行われることから、それら一連の儀式等が滞りなく終了した再来年になる見込みです」として、宮内庁が「眞子内親王殿下のご結婚関係儀式等のご日程の変更について」を発表したのが、2018年2月7日のことだ。

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2017年9月3日、婚約内定会見での眞子さまと小室圭さん ©JMPA

結婚は「自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」

 昨年11月13日には、秋篠宮さまの誕生日会見に先立つ形で「眞子内親王殿下が記されたご結婚についてのお二人のお気持ち」が公表され、眞子さまは「様々な理由からこの結婚について否定的に考えている方がいらっしゃることも承知しております。しかし、私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」と痛切な思いを吐露された。

 秋篠宮さまは、昨年の誕生日会見で「結婚することを認めるということです」とおっしゃりながらも、関連質問へのご回答の中で、「私は、特に結婚と婚約は違いますから、結婚については本当にしっかりした確固たる意志があれば、それを尊重するべきだと私は思います。これはやはり両性の合意のみに基づくということがある以上、そうでないというふうには私はやはりできないです」と述べられた。皇嗣というお立場から述べることができる範囲での論理的な見解を示されたといえるだろう。父親としての葛藤をにじませられた。

佳子さまとの強い“連帯”を感じさせるコーディネート

 しかし、眞子さまのご近影や映像からご様子を拝見していると、近頃は“迷い”がなくなってこられたと感じることが多かった。そしてそうした機会には、次女・佳子さま(26)との強い“連帯”を感じさせるコーディネートが印象に残っている。お二人でじっくりと相談されて、お召し物を選ばれているのではないだろうか。

眞子さまはブラック、佳子さまはホワイトを選ばれた

 昭和天皇の命日に当たる1月7日、皇居と、昭和天皇の武蔵野陵で「昭和天皇祭の儀」が行われた。皇居では、天皇陛下や秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方が「皇霊殿の儀」に参列された。

 武蔵野陵では眞子さまが、「山陵に奉幣の儀」に臨まれた。黒のロングコートと参拝服をお召しの眞子さまは、ゆっくりとした足取りで参道を進まれ、墓前で深く拝礼された。凛とした、落ち着いた所作をなさっていた。

 一方の佳子さまは、オフホワイトのお召し物を選ばれていた。2015年3月に伊勢神宮を初めてお一人で参拝され、成年を迎えたことを報告された時のロングコートと、襟元の可憐なデザインがよく似ていた。同じ日にそれぞれの場所で、ご姉妹はブラックとホワイトのモノトーンコーディネートをなさっていたのだ。

 昨年11月8日、「立皇嗣宣明の儀」に臨まれた眞子さまのホワイトドレスからは、柔らかい雰囲気とともに、粛然とした決意が感じられた。ウエスト部分の切り替えが、お祝い事の“水引”のようなデザインで、アクセントになっている。

 佳子さまは真紅のドレスを選ばれて、高い位置のウエスト部分にあしらわれたリボンや、レース素材などから、より華やかさを感じさせる。この時、ご姉妹の“紅白ドレス”を拝見して、眞子さまの装いから迷いのない潔さが感じられた。文書を公表される数日前のことだった。

眞子さまと佳子さまはお誕生日写真でコラボレーション

 そして何より、昨年眞子さまと佳子さまのお誕生日に際して公開されたご近影でのコラボレーションが強く印象に残っている。

 お二人とも、秋篠宮ご一家で撮影されたご近影とはまた違った、自然で柔らかなご表情を見せられ、さまざまなポーズで笑顔を浮かべられている。

佳子さまのミントコートのブランドは『けもなれ』で新垣結衣も…

 お召し物からもお二人のセンスとこだわりが伝わってきた。10月23日、眞子さま29歳のお誕生日に際したご近影ではペールトーンで、12月29日、佳子さま26歳のお誕生日に際したご近影では、グリーン系でお二人のお召し物を統一されていた。

 リンクコーディネートを取り入れられたぶん、ご姉妹の“違い”も現れていたように思う。眞子さまはオーソドックスなデザインをお好みのようで、一見してブランドが分かりづらいお召し物を選ばれている。佳子さまはトレンドのアイテムを積極的に取り入れられて、ご自身のファッションからメッセージを伝えようとされているかのようだ。

 たとえば、佳子さまがお召しになっていたレースのロングスカートは「Noela」というブランドのものだった。「Noela」のアイテムは都内ではLUMINEや、オンラインストアなどで買い求めることができ、「カジュアルになり過ぎない、スイートで女性らしいスタイル」(公式サイト)は佳子さまの雰囲気にぴったりだ。

 そして、ミントのVネックノーカラーコートは「UNITED TOKYO」のもののようだ。モードな佇まいのコートは、全体として装飾をそぎ落としたミニマルなデザインで、包み込むようなシルエットが美しく、特に襟元のシルエットが特徴的だ。

『獣になれない私たち』(2018年放送、日本テレビ系)では、新垣結衣が演じる30歳のEC企業勤務の営業アシスタント・深海晶が、「UNITED TOKYO」のベージュのVネックノーカラーコートやホワイトのケーブルニットなどを着こなしていた。深海晶は、「『常に笑顔』で『仕事は完璧』、誰からも好かれ、愛されている女。でもそれは、彼女の身を削る努力で成り立っている」(番組公式サイト)というキャラクターだった。

眞子さまの“等身大ファッション”はユニクロ花柄ワンピース

 ただ、眞子さまも等身大のファッションを楽しまれていて、小室圭さんとの“東横線デート”が目撃された時は、ペアリングとブレスレットを身につけられ、ブルーの鮮やかなユニクロの花柄ワンピースをお召しになっていた(「週刊女性」2016年11月1日号)。秋篠宮家では、ユニクロも愛用されているのだという。

 

 佳子さまのお誕生日に際してのご近影で、お揃いのアップヘアにアレンジされていたお二人。こうして最近の眞子さまと佳子さまのお召し物を振り返ってみると、「お二人で一組」というイメージで拝見した時に調和がとれていたり、美しい色合いになったりする場面が多くあった。

 小室さんとの結婚を巡って長らく困難な状況に直面されている眞子さまのお気持ちに、最も寄り添おうとされているのは佳子さまなのではないだろうかと思えてくる。

 眞子さまは、昨年公表された文書の結びに「今後の予定等については、今の時点で具体的なものをお知らせすることは難しい状況ですが、結婚に向けて、私たちそれぞれが自身の家族とも相談をしながら進んでまいりたいと思っております」と記されている。眞子さまや小室さん側から、新たな発信はなされるのだろうか。多くの国民が心配しながら見守っている。

(佐藤 あさ子/文藝春秋 digital)