河野太郎行政改革担当大臣

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 新型コロナウイルスワクチン接種推進担当大臣を兼務する、河野太郎行政改革担当大臣のツイッターに注目が集まっている。河野大臣は、1月26日にツイッターを更新。「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種にマイナンバーもマイナンバーカードも使いません。自治体をまたいで引っ越しした人や居住地以外で接種した人を把握するためにマイナンバーでの連携を検討しています」と書き込んだ。

 コロナワクチンは、接種者の管理方法に関してマイナンバーを活用する案が与党の間から出ている。すでに厚生労働省は独自の流通管理のシステム作りを進めており、混乱を招くと批判が生じていた。さらにマイナンバーにワクチン接種の記録が紐付けられた場合、プライバシーの問題を懸念する声も生じていた。

 一部報道では、河野大臣もマイナンバーの活用に積極的と報じられてきたが、ツイートの内容を見る限り、マイナンバーの活用は限定的なものになる。すべてのワクチン接種にマイナンバーを用いるわけではないとメディア報道を牽制した形だ。

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 これを受け、ネット上では「ワクチン接種証明書はカードに盛り込まないようにして頂きたいです」「マイナンバーカードを使うのは、政府に信頼があって初めて可能になる話」といった慎重な立場に付く声が聞かれた。

 一方で、「マイナンバー使っても良いと思うけどなー。後々接種履歴などもマイナポータルから見れれば一元管理できて、病院に行く時にカード1枚出せば病院も接種歴をすぐ把握できる」「個人的には予防接種を受けなかった履歴は残して欲しいです」といったマイナンバーの活用に肯定的な声も聞かれた。マイナンバーの使用、活用に関しては賛否両論といったところだろう。

 このほか、「ワクチンは先ず安全性第一でお願い致します」といったコメントも河野大臣に寄せられており、これは国民の総意であるとも言えそうだ。

記事内の引用について
河野太郎大臣のツイッターより https://twitter.com/konotarogomame/s