SNSは偽物だらけ?千原ジュニアが巻き込まれた”災難”

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 今や政治家もタレントがSNSを積極的に利用するのは当然の時代だ。

 そんななか、芸人にしては遅まきでSNSを始めた千原ジュニア。彼のインスタ開設にあたって生じた災難を12月18日に発売された千原ジュニアによる辞書風エッセイ『大J林』からいくつか紹介しよう。

◆chihara_jr

【ちはらあんだーばーじゅにあ】本家こそが肩身の狭い思いをさせられる、その象徴的なアカウントIDのこと

 以前から「SNSをやれ」と言ってくるマネージャーがいましたが、僕は「炎上っていうけど、燃える場所にいなければ燃えへんちゃうの?」と拒否してきました。先日もそいつと話していると、どうやらSNSのなかでもインスタというものはすごく楽しいと。

 考えてみれば僕自身、スマホに対して常に自発的ではない感じできているところがあって。例えばスマホが出だした当時、レギュラー番組で一緒だった国分太一くんが「これからは絶対、スマホの時代になる」とすごくすすめてくるので、その帰路にスマホを買ったのでした。あのとき乗っていなければ僕はいまだにパカパカのガラケーだったでしょう。そんなことをふと思い、乗っかってみようと。

 あれは2018年、12年ぶりの千原兄弟単独コントライブ『赤いイス』の打ち合わせの最中でした。インスタを始めることにより、今まで僕らに興味がなかった人らがライブに来てくれるかもしれません。早速インスタのアカウントを作成しようと「chihara jr」と打ち込みます。すると、

【その名前は使用されています】

 いや、なんでやねん!「chihara.jr」「chihara.junior」とやっても、

【その名前は使用されています】

もう30年も千原ジュニアをやってるんですから、そこだけは空けといてくれよ!

 結局 「chihara_jr」が空いていたのですが、インスタを始めた当初は多くの偽千原ジュニアに囲まれ、本人にもかかわらず上から8番目に登録される始末。「佐藤B作は知ってるけど、佐藤栄作は知らない」「『ミリオネア』って『イロモネア』みたいだね」みたいに本家が負けることってあるんですよね。

◆袖だけジャンパー

【そでだけじゃんぱー】理解できないことに怒ってしまうこと。その象徴

 先日、木彫りや石像といったオブジェを顔マネし、それをインスタに載せたんですよ。すると、

「なぜ顔の写真を載せるのか、まったく意味がわからない」

 とコメントが。そんなの意味なんかありませんよ(笑)。

 しかし、意味がわからないものに腹を立てる人っています。それは「どうして! どうして!」と言う子どもと一緒なんです。

 例えば、僕のインナーダウンは袖が取れます。その取った袖2つをソファに置いておいたら、うちの息子が両腕に着けだしました。ですから彼はそれを「袖」だと理解している。しかしパッと体を見ると胴体の部分がない。

 【袖だけジャンパー】というのが理解できなくて、突然「うわーっ」と泣きだしました。今回のコメントされた方はそれと大差ありません。

 以前、息子とトーマスランドに行ったとき、「ぱーしー! ぱーしー!」と言うので乗せてあげると、「うわー!」と大泣き。なぜなら乗ってしまうと、パーシーが見られなくなるから。まるで嵐のラッピングジェット機のようです。嵐のファンも飛行機に乗ると嵐が見えませんから。

 僕も偶然ピカチュウジャンボに乗ったことがあるのですが、そのとき機内販売の冊子を見ると、“有田焼万華鏡”なる商品が。これだと万華鏡を覗いているときは有田焼を一切感じられないし、有田焼を鑑賞しているときは万華鏡本来の力が発揮されない。もうムチャクチャです。

 これをピカチュウジャンボの中で紹介しているのですから、まるでマトリョーシカのようでした(笑)。

―[大J林]― 【千原ジュニア】
<著者プロフィール>’74年3月30日、京都府生まれ。15歳で実兄せいじと千原兄弟を結成。現在は『にけつッ‼』(読売テレビ)、『世界くらべてみたら』(TBS)、『千原ジュニアの座王』(関西テレビ)、『千原ジュニアのヘベレケ』(東海テレビ)、『千原ジュニアと九州で人気番組を創る番組』(九州朝日放送)、『ABEMAニュースショー』(ABEMA TV)など数多くの番組にレギュラー出演中。 YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』、『ジュニア小籔フットのYouTube』も配信中。『週刊SPA!』誌上では直筆4コマ漫画「囚囚囚囚」を連載中