このまま仮にブンデス2部降格となった場合、FCシャルケ04の財政状況は更なる悪化の一途をたどることとなる。しかしながらメインスポンサーを務めるガスプロム社が留まる可能性は決してゼロではない。

 確かに2022年6月末日までに設定されている契約書には、「2部降格時には契約関係者終了する」ことが明記されている。しかしながら「降格決定から20営業日の間に、「契約関係の継続」について合意することができる」とも付け加えられているためだ。

 2007年から続く同社との提携は、昨年にクラブを後にしたクレメンス・テニース元相談役会会長との、緊密な関係に端を発したものであり、また2017年に更新されたそのシーズンでは欧州進出を睨んだ内容へと修正、その初年度にCL返り咲きを果たしていたのだが・・・。